ジャガーがLA自動車ショーで発表したピュアEV、I-ペースとは|Jaguar

ジャガーがLA自動車ショーで発表したピュアEV、I-ペースとは|Jaguar

CAR FEATURES

ジャガー I-ペース|Jaguar I-Pace

スポーツカーメーカーとしてのジャガーによる未来への提案

ロサンジェルス自動車ショー2016でお披露目されたジャガーのピュアEV、「I-ペース」。同時に開催された発表会には、同社のデザインを統括するイアン・カラム氏が英国から駆けつけるなど、同モデルへのジャガーへの意気込みが感じられる。現状明らかにされているその詳細をリポート。

Text by OGAWA Fumio

ゼロから設計した初めてのモデル

ジャガーカーズがいま電気自動車「I(アイ)ペース」を準備している。「ゼロから設計した初めてのモデル」(ジャガーカーズの資料)といい、床下にリチウムイオンバッテリーを搭載し、前後1基ずつのモーターで4つの車輪を駆動するピュアEVだ。排ガスゼロのクルマ(ZEV)であることに加え「ジャガーらしさを盛り込んだ」(開発担当者)という操縦性など、現在と未来をうまくブレンドしたモデルといえる。

ジャガーIペースが公開されたのは2016年11月のロサンジェルス。同月18日から開催されたロサンジェルス オートショーで一般にお目見えして大きな話題を呼んだ。ジャガーでは「5ドアのスポーツカー」と呼んでいるように、従来のSUVの概念にとらわれないコンセプトが大きく目を惹く。

ジャガー I-ペース|Jaguar I-Pace
ジャガー I-ペース|Jaguar I-Pace

700Nmという大トルクを活かして発進加速は静止から100km/hまで4秒とスーパースポーツカーに迫る。同時に内燃機関と変速機と燃料タンクを廃したことでパッケージングも一新され「自動車史の新しい1ページになる」と同社のデザインを統括するイアン・カラム氏は胸を張る。内容も外観もいままでとは一線を画したモデルなのだ。

ZEV規制といって排ガスゼロのクルマをラインナップに一定の台数持つことを義務づけるのがカリフォルニアでは定まっている。ジャガーのクルマはいまのところ規制の対象ではないと思うが、やがてカリフォルニア州で販売を行うすべてのメーカーが対象になると言われる。ジャガーカーズにとって重要な市場である中国も排ガス規制を強化する方向へと進んでいる。そこにあってジャガーIペースはプレミアムセグメントにおける覇権を握るという意味でも重要な位置づけを持つはずだ。

自動車ショーより先にベバリーヒルズのミルクスタジオなる大きな撮影スタジオを借り切って報道陣などへの内々のお披露目があった。そこに登場したのは意外な人物だった。