メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペに試乗|Mercedes-AMG

メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペに試乗|Mercedes-AMG

CAR IMPRESSION

Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC Coupe|メルセデスAMG GLE 43 4マチック クーペ

現代的なSUVとしての要素をすべて持っている

メルセデス・ベンツのミドルサイズSUV「GLE」の派生モデルとして2015年にデビューし、日本へも今年6月に導入された同社初のSUVクーペ「GLE クーペ」。今回は、なかでもAMGが手がけた3リッターV6ユニットを搭載するメルセデスAMG「GLE 43 4マチック クーペ」に試乗した。

Text by OGAWA FumioPhotographs by Atsuki Kawano

出来のいいエンジンとキレ味のいい旋回性能

メルセデス・ベンツ「GLEクーペ」はスタイリッシュなSUVだ。2016年に日本でも発売されて高い人気を誇るこのクルマのラインナップに、AMG開発のV6エンジンを搭載したメルセデスAMG「GLE 43 4MATICクーペ」が追加設定された。

特徴は全長4,890mmおよび全高1,720mmという比較的余裕あるサイズを持ちながら、短めの前後長を持つルーフになだらかな傾斜でリアエンドへと続くクーペライクなスタイルにある。もう一つ今回のモデルでは、AMGが開発にたずさわったパワフルな3リッターV型6気筒エンジンを搭載し、フルタイム4WDシステムである4MATICを組み合わせている。

Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC Coupe|メルセデスAMG GLE 43 4マチック クーペ
Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC Coupe|メルセデスAMG GLE 43 4マチック クーペ

GLEクーペには、従来、430kW(585ps)の最高出力と785Nmの最大トルクを誇る5.5リッターV8エンジンを載せたメルセデスAMG「GLE 63 4MATIC クーペ」が設定されていた。それに対してGLE 43 4MATIC クーペは270kW(367ps)、520Nm。数値からみる性能差は別の要素、つまり前者の1,780万円に対して1,200万円という価格差である程度正当化できるだろう。

エンジン自体にも違いがある。メルセデスAMGのセリングポイントは「ワンマン ワンエンジン」(一人が責任をもって1基のエンジンを組み立てる)。しかし3リッターV6ユニットは違い、AMGが開発を担当したライン製造のエンジンを搭載している。数値ばかりか成り立ちが少し異なっている。ただし楽しさでは負けていない。

Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC Coupe|メルセデスAMG GLE 43 4マチック クーペ
Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC Coupe|メルセデスAMG GLE 43 4マチック クーペ

AMGが開発を担当した3リッターV6は一言で言うと出来のよいエンジンだ。トルクの出かたや回転フィールといった体感的な部分はAMG製の4気筒やV型8気筒と肩を並べる。フィールのよさとは、エンジン回転の上昇にともなって並行してぐんぐんと増していく力を感じられるということで、このV6ユニットはスムーズな回転による効率アップのためシリンダーウォールには「NANOSLIDE」とよばれる加工を施している。それによって低フリクション化をは図っているのだ。

ハンドリングの向上のため、エンジンにはアルミニウムなど軽量化素材を多用。その恩恵はキレ味のいい旋回性能として明確に感じられる。車体はけっして小さくないけれど、メルセデスAMGに期待できるスポーティな運動性能はしっかり身につけている。感心させられる出来映えだ。