パサートに追加されたハイパフォーマンスモデルに試乗|Volkswagen

パサートに追加されたハイパフォーマンスモデルに試乗|Volkswagen

CAR IMPRESSION

Volkswagen Passat 2.0TSI R-line|フォルクスワーゲン パサート2.0TSI R-line

Volkswagen Passat Variant 2.0TSI R-line|フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント 2.0TSI R-line

パサートに追加されたハイパフォーマンスモデルに試乗

ライバルに真っ向から勝負できる実力の持ち主

2015年にフルモデルチェンジを受けて8代目へと進化したフォルクスワーゲンのミドルサイズモデル、「パサート」および「パサート ヴァリアント」。これまで、いわゆるダウンサイジングコンセプトによる1.4リッター ターボ搭載モデルが中心だったが、新たに「ゴルフ GTI」と同様の2リッター ターボを与えられた「2.0TSI R-line」が追加。さっそく試乗した。

Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki

従来のパサートとは明らかに違う

フォルクスワーゲン「パサート」に「ゴルフ GTI」の2リッターエンジンを移植した「パサート 2.0TSI R-line」が設定されて、2016年9月より発売開始された。従来パサートといえば余裕あるサイズのボディを1.4リッターという比較的コンパクトなエンジンで走らせてきた。いわゆるダウンサイジングの旗手ともいえる存在だった。そこに追加されたパサート2.0TSI R-lineは、出力は110kW(150ps)に対して162kW(220ps)とだいぶパワフル。かつ19インチタイヤにエアロパーツでスポーティ性が強調されている。

パサート 2.0TSI R-lineは従来のパサート TSI(1.4リッターモデル)と明らかに違うモデルだ。なにしろ約600ccの排気量アップの2リッターエンジンは、スポーティなゴルフ GTI用。先にふれたとおり最高出力は162kW(220ps)/4,500-6,200rpm、最大トルクは350Nm/1,500-4,400rpmだ。ツインクラッチタイプの6段DSG変速機を介して前輪を駆動する。

Volkswagen Passat 2.0TSI R-line|フォルクスワーゲン パサート2.0TSI R-line
Volkswagen Passat 2.0TSI R-line|フォルクスワーゲン パサート2.0TSI R-line

排気量拡大だけでなく、同時にR-lineというスポーティな装いをまとっているのもこのパサートの特徴だ。ボディタイプはセダンとヴァリアント(ステーションワゴン)の2タイプ。ともに専用の前後バンパー、サイドスカート、ヴァリアントはリアスポイラー、19インチのリム径を持つアルミホイールが装着されている。内装もスポーティな仕上げで、ナパレザー張りスポーツシート、アルミ調ペダルクラスター、革巻きのマルチファンクショナル ステアリングホイールなどの専用装備が備わる。

「従来の1.4リッターモデルでも十分によく走ると思うのですが ―― 」。そう語るのは、現地法人のフォルクスワーゲングループジャパンの広報担当者だ。

Volkswagen Passat 2.0TSI R-line|フォルクスワーゲン パサート2.0TSI R-line
Volkswagen Passat 2.0TSI R-line|フォルクスワーゲン パサート2.0TSI R-line

「新しいお客さまの中には(全長4.8メートル近い)この車体に1.4リッターでちゃんと走るのだろうかという疑問を持つ方がいらっしゃるようです。乗れば納得していただけると思うのですが、なにはともあれパサートに興味を持っていただくための間口を広げてほしいという販売店からの要望もあり2.0TSI R-lineの導入に踏みきりました」

たしかに1.4リッターでも十分な走りを味わわせてくれるのがパサートである。そこにあって2.0TSI R-lineは、しかしながら、まったく違う存在感を示したのである。