「すみだ水族館」に蜷川実花とのコラボレーション空間が出現|LOUNGE
LOUNGE / ART
2016年11月7日

「すみだ水族館」に蜷川実花とのコラボレーション空間が出現|LOUNGE

LOUNGE|昨年に引き続き2回目となるコラボレーション

クラゲ展示水槽18個を蜷川実花氏の作品が彩る

すみだ水族館では2016年11月8日(火)~2017年3月14日(火)まで、写真家・映画監督の蜷川実花氏の作品によって彩られたクラゲゾーンが出現する。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

期間限定グッズも登場

昨年に引き続き2回目となるすみだ水族館と蜷川実花氏とのクラゲのコラボレーション展示は、蜷川氏の制作した映像作品を投影したり、写真で装飾することで、クラゲを展示した18個の水槽すべてが彼女の作品との幻想的なコラボレーション空間となる。

壁と天井が約5,000枚の鏡で囲まれた全長50メートルの「クラゲ万華鏡トンネル」内の8個のクラゲ水槽と壁面に、蜷川氏の映像作品を投影。ふわふわと水中を漂うクラゲと照明、アロマ、そして映像作品によって表情を変えるトンネル内で、クラゲと一緒に鏡の中を漂っているかのような体験ができる。昼と夜では投影する映像がガラリと変わり、また違った雰囲気を楽しめる。

そして「クラゲゾーン」では、幅約4メートル、高さ約1.5メートルの大型クラゲ水槽を含む10個のクラゲ水槽が、映像作品や写真作品で彩られる。特に圧倒的迫力で視界いっぱいに広がる大型水槽の美しさは必見だ。

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加えて開業時よりクラゲの繁殖や研究活動に取り組んできた「アクアラボ」では、水族館で生まれたクラゲの赤ちゃんが日々成長していく過程を観察することができる。クラゲの生態や特徴を楽しみながら、学べる体験プログラム「クラゲ研究員」の開催など、水族館ならではの科学的な視点から、太古の時代より姿が変わらないとされるクラゲの神秘に迫る。

また期間中は5Fのカフェで期間限定のクラゲをテーマにした特別メニュー「ふわふわクラゲソーダ」が登場する。他にも蜷川氏の作品がデザインされた特別バージョンの年間パスポートが販売されたり、ショップではオリジナルポストカードも数量限定でリリースされる。

このコラボレーションに際し、蜷川実花氏は「去年ご一緒させていただいた、すみだ水族館のクラゲと今年もご一緒できることになりました。前回好評だったクラゲ万華鏡トンネルに加えて、今回新たにクラゲ大水槽への映像と写真投影を行う予定です。ぜひ遊びにいらしてください」とコメントを寄せている。

蜷川実花
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)監督。映像作品も多く手掛ける。2008年、「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回。2010年、Rizzoli N.Y. から写真集を出版、世界各国で話題に。2016年、台湾の現代美術館(MOCA Taipei)にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新した。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事就任。

期間| 2016年11月8日(火)~2017年3月14日(火)
営業時間|9:00~21:00 ※入場受付は閉館の1時間前まで
場所|すみだ水族館
東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン ソラマチ5F・6F

問い合わせ先

すみだ水族館

Tel. 03-5619-1821

http://www.sumida-aquarium.com/

           
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