連載・藤原美智子 2012年7月|美と健康と心に効く、画期的な方法を発見!?
BEAUTY / THE EXPERTS
2015年2月18日

連載・藤原美智子 2012年7月|美と健康と心に効く、画期的な方法を発見!?

2012年7月|禁断(?)の2個づかいで、美肌を実現、全身のむくみを解消!

「美と健康と心に効く、画期的な方法を発見!?」

あるグッズを使って、「わぁ気持ちいい!」「あれ、肌が白くなった!」など、驚くほど美容と健康に効果的な、いい使用法を発見。しかも簡単でお手軽。でも、あまりに超個人的で勝手な使い方なので、“公な場で言っていいのかな”とも思うのですが、“ほかのひとも試してほしい!”という気持ちのほうが勝り、今回紹介してみることに。もしかしたら「なーんだ」と言われてしまうかもしれませんけれど(笑)。

Photographs&Text by FUJIWARA Michiko

全身に効果を得られる、あらたな使い方を発見!

2011年11月の連載で紹介した「京都プレミアム」という洗浄ブラシのことを覚えているだろうか。これはシャンプーするときに使う洗浄ブラシなのだが、私はこのときのタイトル、「頭皮マッサージで美頭と美肌と美髪、そして柔軟さをアップ!」のとおり、頭のマッサージ用として使っている。なにしろ気持ちいいし、頭をマッサージすることは美肌やリフトアップ、ひいては思考の柔らかさにもつながると、去年から愛用していた。それが今月になって偶然に、このタイトルどおりの効果を即効に確実に実感できる、いや全身に効果を得られるあらたな使い方を発見したのである(表現がオーバー?)。

ある日、いつもどおりにこの洗浄ブラシで頭をマッサージしていたときに、“今日はやけに首が凝っているな”と何気なく首に当ててみたら、「あらっ、気持ちいい!」。これに驚いて、肩コリはどうだ? と肩に当てたら「まっ、なんという気持ちよさ!!」。さらにうしろの首筋や、耳の付け根から鎖骨まで、肩は首の付け根から肩先までなど、首や肩全体を試してみたら、どこもかしこも気持ちがいい! おまけに電池式の電動タイプなので、ただ当てて撫でるだけでオッケイ。だから全然疲れずにできるし、その振動がコリに効くようだ。

ほかにも気持ちいい部分はないかと動かしながら探ると、あった、あった。耳まわりだ。ここは以前からも当てていた箇所だが、もっと細かく丁寧にしてみた。まずは耳の前側のもみあげ辺りをクルクル。そして耳の上側や後側、付け根もクルクル、ウィーン、ウィーン(こんな音がするのです)。あまりの気持ちよさに、そのままマッサージする手は髪の生え際全体やこめかみ部分にも突入。そして「気持ちよかった!」と、フッと目の前の鏡を見てビックリ。なんと、肌が2段くらい白くなっていたのである!

頭の先から足の先まで「京都プレミアム」で撫で上げる!

首や肩、耳まわりのコリがほぐれて、血流やリンパの流れがよくなり、肌が白くなったのだ。それは、そうだ。ちょっと考えても頭だけではなく首や肩のコリもほぐしたら、肌に効果がでるのは当然のこと。もっと早く気がつけばよかった! と思ったが、でも、まさか洗浄ブラシが肩コリにも使えるなんて(笑)。「それなら身体中のコリにも効くはず!」と気がついて、全身のマッサージもしてみることにした。まずは手の平をクルクルとマッサージ。つぎに手首の内側から肘(ひじ)の内側へ、そして腕の付け根まで撫で上げるようにマッサージ。手の甲側も同様にして肩の付け根まで。さらに肩の後ろ側や肩甲骨まわり(手が届く範囲まで)も。すると、むくみがとれるせいか腕や肩、肩甲骨まわりにうっすらと筋肉の筋があらわれたではないか! この結果にヤル気モードはさらに加速。「2個あったほうが、もっとマッサージしやすいし、もっと気持ちいいはず!」と、さっそくもうひとつ買い足すことに。案の定、頭も耳も首も両側から挟み打ちするようにマッサージするとさらに効くし、気持ちよさも倍増。

結局、2個づかいにしたほうがいいのは肩と腕以外の全部ということがわかった。ほかの部分のマッサージの仕方はこんな感じ。まず足の甲を裏と表から挟んでウィーン、ウィーン(つまり、ここは当てるだけでオッケイ)。つぎに足の甲は指先から足首方向に撫でる感じで(これが、意外に気持ちいい)。くるぶしは両側から挟み打ちしてクルクルと(これも気持ちいい)。そして足首からふくらはぎ、太もも、鼠経(そけい)部まで両側を挟み打ちして撫で上げるようにマッサージ。つぎは、腰の左右の腎臓の辺り。ここは上下にマッサージ(これも超気持ちいい!)。そして、腎臓からウエストをとおって、お腹側、鼠経部へとリンパを流すように撫でる。これで筋足になるし、腎臓の働きやウエストのくびれにもバッチリ――。こうして、それこそ頭の先から足の先まで1個、または2個の洗浄ブラシでマッサージをするという画期的な(?)使い方を発見したというわけである。

「気持ちいい」という感覚は、心の健康にも大切

注意事項は、頭皮以外はオイルを少量塗ってから使用すること。私はアーユルヴェーダ式に温めた白ゴマ油を全身に塗って手でマッサージして染み込ませたあとに、洗浄ブラシマッサージをしている。そして、もうひとつ。上記のようにリンパの流れに沿うだけでなく、筋肉の筋に沿ってブラシを動かすこと。そうすると血流やリンパの流れに効くだけでなく、筋肉の筋があらわれてくるというわけである。

試してみる気になった方にひと言。私の筋肉や皮膚にはこのブラシが合うけれど、もしかしたらひとによっては物足りない硬さかもしれないし(とくに男性)、ひとによっては痛さを感じる硬さかもしれない(華奢な女性)ということ。だから、自分にとって“ちょうどいい”硬さのブラシを見つけてみて。目安はブラシ部分の素材と硬さが肌に当てたときに気持ちいいと思えるもの。私が愛用しているのはラバー素材だが、たぶんそれが肌には一番いいのかも。NGなのは肌を傷めそうな素材だったり、先端が尖り過ぎていたりするもの。それから電動式のほうが手が疲れないし効果があるということ。もうひとつ、注意。頭皮をマッサージするときは強く当てながらブラッシングするように動かさないこと。1ヵ所ずつ軽く地肌から離してからつぎの部分に当てること。そして大きくグルグルと回さずに、小さめにクルクルと動かしてマッサージすること。そうしないと髪の毛が切れてしまうことになりかねないので。

このように美肌と全身のむくみに効くというこの方法なのだが、なんといっても一番のよさは「気持ちいい」という感覚を十分に味わえることだろう。なにしろそれは美と健康と、それこそ心の健康にも重要な感覚なのだから。だからストレスを抱えているひとや無気力さを感じているひともぜひ、試してみて。「気持ちいいな」と思える箇所に、ただ当てるだけでも効果はあると思いますので!

           
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