マイバッハを極めたリムジン「S 600 プルマン」|Mercedes-Maybach
CAR / NEWS
2016年9月27日

マイバッハを極めたリムジン「S 600 プルマン」|Mercedes-Maybach

Mercedes-Maybach S 600 Pulluman|メルセデス マイバッハ S 600 プルマン

マイバッハを極めたリムジン「S 600 プルマン」

メルセデス・ベンツ日本は、マイバッハに最上級のリムジンモデルとなる「S600 プルマン」を追加。受注を開始した。ただし、受注生産となり、デリバリーまで最短約12カ月を要するという。

Text by YANAKA Tomomi

広い室内空間は全面本革張りでラグジュアリーな空間を創出

ダイムラーが誇る最上級車ブランド「メルセデス・マイバッハ」。そのなかでも頂点を極めるというスペシャルな1台「S 600 プルマン」が登場した。このプルマンは、昨年2月のジュネーブモーターショーで披露されており、ついに日本への上陸を果たす。

ボディサイズは全長6,500mmと「マイバッハ S 600」に比べ、1,000mm以上も拡大。ホイールベースも4,418mmになるという。いっぽうで全高も1,598mmとSクラスより100mm以上も高くなり、ルーフラインの形状変更によりヘッドルームも拡大した。

Mercedes-Maybach S 600 Pulluman|メルセデス マイバッハ S 600 プルマン

Mercedes-Maybach S 600 Pulluman|メルセデス マイバッハ S 600 プルマン

こうして生み出された広々とした車内は全面本革張りで、ラグジュアリーな空間が広がる後席には4つシートを向かい合わせに配置。オーナーと特別なゲストには前向きで43.5度までリクライニングが可能なエグゼクティブシートが用意され、そのほかの乗員には後ろ向きで収納可能な可動式シートが設置された。後ろ向きのシートは収納すると座席裏面からディスプレイが登場。エグゼクティブシートに座る人が使用できるという。

エグゼクティブシートから天井を見上げる場所には、外気温度やスピードメーター、時計の3連アナログメーターも配置。いっぽうで運転席と後部座席のあいだは、プライバシーを守るため、電動で高さや透明度を調整できるパーテーションで仕切られ、閉めているときは後席と前席はスピーカーを介して会話する。

Mercedes-Maybach S 600 Pulluman|メルセデス マイバッハ S 600 プルマン

Mercedes-Maybach S 600 Pulluman|メルセデス マイバッハ S 600 プルマン

オーディオには、ドイツのハイエンドオーディオ専門メーカー、ブルメスター社と共同開発したサウンドシステムを採用。16個のハイパフォーマンススピーカーは、合計850Wの大出力を誇る。

パワートレインにはマイバッハ S 600と同じ6.0リッターV型12気筒ツインターボ エンジンを搭載。最高出力は390kW(530ps)、最大トルク830Nm(84.6kgm)を発生する。トランスミッションは7段AT「7G-TRONIC」を組み合わせる。

自分が運転するのではなく、VIPを乗せるショーファーカーとしての利用が想定される「S 600 プルマン」。ステアリングは左で、ボディカラーはコートダジュール ブルー ミドルやエアーズロック レッドなど全8色を用意。価格は8,800万円となる。

           
Photo Gallery