アストンマーティンDB11が日本上陸|Aston Martin

アストンマーティンDB11が日本上陸|Aston Martin

CAR NEWS

Aston Martin DB11|アストンマーティンDB11

アストンマーティンDB11が日本上陸 (2)

乗り心地と走行性能を両立した足回り

DB11にはビルシュタインアダプティブダンピングとともに、制動によるアクティブトルクベクタリングと複数のダイナミックモードが採用されたことで、ドライバーニーズに応じて最適なレスポンスを実現するという。そのカギとなるのが、3種類のダイナミック ドライブモードと、操舵性、乗り心地、そしてハンドリングを高次元でバランスさせるシャシー テクノロジーだ。

まず、基本となるシャシー開発では、さまざまな負荷、車速、操舵角、操舵率、縦G、横G、上下の挙動を、各種センサーにより3次元解析。このデータをもとに、最新世代ビルシュタインアクティブダンピング、電動パワーステアリング、アクティブトルクベクタリングのチューニングとキャリブレーションが行われている。

Aston Martin DB11|アストンマーティンDB11
Aston Martin DB11|アストンマーティンDB11

3段階あるダイナミックドライブモードの1つ、「GTモード」では、グランドツアラーらしい乗り心地とキャラクターを実現。次に「スポーツモード」に切り替えると、車両全体の剛性感とコントロール性、レスポンスが強調される。具体的には新しい電動パワーステアリングとアクティブトルクベクタリングのレスポンスが高速化され、俊敏性が前面に押し出されるという。

「スポーツ プラス モード」では、サスペンション、ステアリング、エンジン、トランスミッション、アクティブトルクベクタリングが協調動作することでDB11のポテンシャルを最大限発揮。これによって、「ドライバーは、より積極的かつダイレクトにドライビングアクションに関与することができるのです」と寺嶋氏は説明する。

空力に特化したエクステリア

DB11のボンネットは、“クラムシェルボンネット”と呼ばれるフロントにヒンジがあるタイプで、いわゆる逆アリゲータータイプという開き方をする。業界でも最大クラスのアルミ一体構造を持つこのボンネットは、フェンダー側に開閉のカットラインを通すことで、ボンネット上にカットラインがなくなり美しい仕上がりを見せる。

また、フロントグリルは、ザガート モデルを除き、アストンマーティン史上最も大きく彫の深いデザインであり、アストンマーティンのウイングバッチもこれまでで最も大きいとのこと。

Aston Martin DB11|アストンマーティンDB11
Aston Martin DB11|アストンマーティンDB11

サイドのデザインで特徴的なのは“ルーフストレーキ”だ。AピラーからCピラーにかけてアーチを描くこのデザインは、DB11のデザインシグネチャーの1つとなっており、製作には多くの工数が要求される。具体的には、素材を押出成形したあと、伸ばしと曲げ加工を施し、プレス成形行程を経て、レーザーカットし、磨きをかけ、最終的にアルマイト処理を施した結果、デザインチームが描いたとおりの形状になるという。

また、アストンマーティンのシンボルであるフロントフェンダーの“サイド ストレーキ”は、従来モデルでは装飾にすぎなかった。しかし、DB11では、フロントから吸い込んだ空気をサイドストレーキから吐き出すことで、高速安定性の向上に寄与しているとのこと。

エアロダイナミクスにおいては、リアクオーターガラスの隙間から空気を取り込み、トランクの上端に流すことによってリアセクション全体でダウンフォースを作り出す“アストンマーティン エアロブレード”も採用。これによって、スポイラーなどで流麗なシルエットを損なうことなく高い高速安定性を実現しているという。