篠山紀信が原美術館をジャックする「快楽の館」|HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART

HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART|篠山紀信が原美術館をジャックする「快楽の館」

篠山紀信「快楽の館」2016年 ©Kishin Shinoyama 2016

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HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART|原美術館

原美術館の「過去」と「現在」を魅惑のヌードでジャックした

篠山紀信展「快楽の館」

75歳となった今もなお日本の写真界を牽引するレジェンド、篠山紀信氏の写真展「快楽の館」が、東京・品川 原美術館で9月3日(土)よりスタートする。原美術館の館内で撮影された作品を展示するという斬新な発想で、写真展示の新たな可能性を引き出す試みとして注目を集める。

Text by SHINGO Shimojo

30名ものモデルを美術館内で撮り下ろした耽美で幻惑的な世界

2012年以来「篠山紀信 写真力」展が全国各地の美術館を巡回するなか、それとはまったく異なるコンセプトで開催される展覧会「快楽の館」。本展のテーマは、1938年完成の邸宅が元になった原美術館を、篠山紀信氏がカメラによって“快楽の館”に変貌させることにある。一体どういうことなのだろうか。

原美術館|篠山紀信展「快楽の館」

篠山紀信「快楽の館」2016年
©Kishin Shinoyama 2016

原美術館|篠山紀信展「快楽の館」

篠山紀信「快楽の館」2016年
©Kishin Shinoyama 2016

原美術館|篠山紀信展「快楽の館」

篠山紀信「快楽の館」2016年
©Kishin Shinoyama 2016

本展で展示される作品はすべて原美術館の館内で撮られた新作で、30名にものぼるモデルを起用したヌード写真。スタイリングを祐真朋樹氏が担当。撮影は展覧会入れ替えの休館期間を利用して敢行された。

作品のない空っぽの展示室や竣工当時の面影が残る階段、木々が繁り落葉が舞う庭、通常は公開されない屋上、常設展示空間など、篠山氏は館内のあらゆる場所で、佇み・座り・横たわり・跳び・躍るモデルにカメラを向け、シャッターを切りつづけたという。

原美術館|篠山紀信展「快楽の館」

篠山紀信「快楽の館」2016年
©Kishin Shinoyama 2016

篠山氏がフィルムに収めた耽美で非日常的な世界と、それらが展示される実在の空間が交錯し、訪れる人にこれまでにない鑑賞体験を与えてくれることだろう。

篠山紀信展「快楽の館」
会期|2016年9月3日(土)~2017年1月9日(月・祝)
開館時間|11:00~17:00
※11月23日(祝)をのぞく水曜は、20:00まで
※入館は閉館時刻の30分前まで
休館日|月曜(祝日にあたる9月19日、10月10日、1月9日は開館)、
9月20日(火)、10月11日(火)、年末年始(12月26日~1月4日)
入館料|一般1100円、大高生700円
※原美術館メンバーは無料
※20名以上の団体は1人100円引
会場|原美術館
東京都品川区北品川4-7-25

問い合わせ先

原美術館

Tel. 03-3445-0651

http://www.haramuseum.or.jp