新型ジャガーXFに試乗|Jaguar

新型ジャガーXFに試乗|Jaguar

CAR IMPRESSION

Jaguar XF|ジャガー XF

新型ジャガーXFに試乗

趣味性の高いラグジュアリーサルーンを求めている人に

2015年3月に、軽量化を視覚的に訴えるべく綱渡りのパフォーマンスでワールドプレミアを飾った、新型ジャガー「XF」。その半年後には国内発表も行われた新型XFに小川フミオ氏が試乗した。サミットでも注目を集めた風光明媚な伊勢志摩を舞台に、ディーゼル、4気筒ガソリン、そしてV6エンジンとバリエーション豊かなモデルを試す。

Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki

バリエーション豊富な新型XF

ダイナミック ラグジュリー サルーンを標榜するジャガー「XF」のジャーナリスト向け試乗会が、2016年3月末に開催された。発表は2015年9月だったので、待つこと半年、ようやく実車に接する機会が生まれたことになる。ダイナミックを標榜するだけに、走りのよさが印象に残るモデルだ。

ジャガーXFは2007年に本国で発表された先代のフルモデルチェンジ。今回は先に導入されたジャガー「XE」と基本プラットフォームを共用する。アルミニウムをボディの75パーセントに使用した軽量構造によって先代XFに対して最大190kgの軽量化を図っている。寸法をみると、ホイールベースが50mm長くなったいっぽう、全長は10mm短く。車高は5mm低くなった。パッケージングの煮詰めによって、後席レッグルームは15mm、ニールームは24mm、ヘッドルームは27mmそれぞれ拡大している。

Jaguar XF|ジャガー XF

Jaguar XF 20d

Jaguar XF|ジャガー XF

Jaguar XF 20d

豊富なラインナップも、XEと共通している。先んじてXEに搭載された新開発の2リッター4気筒ガソリンの「XF 25tピュア」と「XF 25tプレスティッジ」、340馬力の3リッターV6ガソリンエンジンの「XF 35t Rスポーツ」と「XF 35t ポートフォリオ」、そして頂点に380psの3リッターV6を載せた「XF S」がある。2リッター4気筒ディーゼル版も同時発売され、「XF 20dピュア」と「XF 20d プレスティッジ」が設定されている。合計7車種のラインナップだ。価格はXF 20tピュア(ガソリン)の598万円からはじまる。上はXF Sの1,105万円と幅広い。

今回の試乗は、名古屋駅からスタートし、伊勢志摩の英虞(あご)湾に浮かぶ賢島(かしこじま)を中心に行われた。用意されたモデルは、4気筒の25tピュア、最も馬力が高いV6のS、それにディーゼルの20dプレスティッジだった。バリエーション豊富である。市街地、高速道路、それに伊勢から鳥羽へと山越えをする伊勢志摩スカイラインと、志摩半島の海沿いの屈曲路を走るパールロード。ドライブ好きには変化に富んで楽しいコースである。

新型XFはエンジンとともに個性が豊かなモデルだった。