ランボルギーニ・ウラカンLP580-2にモトGPのコースで試乗|Lamborghini

ランボルギーニ・ウラカンLP580-2にモトGPのコースで試乗|Lamborghini

CAR IMPRESSION

Lamborghini Huracan LP580-2|ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

ランボルギーニ・ウラカンLP580-2にモトGPのコースで試乗

ランボルギーニの美点を凝縮 (2)

後輪駆動スポーツのナチュラルなよさ

ウラカンは、ランボルギーニの好調なセールスを支える屋台骨だ。2015年の販売成績がその前年に対して28パーセントも伸びたのは、ウラカンの生産ラインがフル稼働したから、とランボルギーニ広報担当者は話す。アジア・パシフィックリムでは中国が最大のマーケットである一方、日本と豪州の伸びは大きく注目するものがあるというのだ。

「小さな田舎の会社から国際的なスポーツカーメーカーへと成長した」。ランボルギーニの社員がことあるごとに言うせりふだ。親会社は異なっても、いまも企業のDNAのなかにはスモールカンパニーとしての気概というものがあるようだ。それゆえ、「売り上げの20パーセントは研究開発費に回し、30パーセントの技術は2年以内に量産車に反映」という小回り性を強調しているのである。

Lamborghini Huracan LP580-2|ランボルギーニ・ウラカンLP580-2
Lamborghini Huracan LP580-2|ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

LP580-2は操縦すると、そんなランボルギーニの美点が凝縮しているように感じられる。コストダウン(拡販)のために後輪駆動を作ったのでない、というランボルギーニ技術者の主張がよく理解できる。フィリップアイランドのサーキットで最初のコーナーを曲がったときに、軽い!と感心。そこからアクセルペダルを踏みこんで加速していくときのダッシュ力も、すごく素直で気持ちがいい。昔のスポーツカー、というと荒っぽいととられてしまうかもしれないが、ハイテクでガチガチに武装した現代のスーパースポーツとは違う、後輪駆動スポーツのナチュラルなよさがしっかりある。

最大トルクの540Nmは6,500rpmでという高回転型エンジンだが、トルクの75パーセントは1,000rpmで得られるという。580ps (427kW)の最高出力は8,000rpmという。要するに回して楽しいエンジンなのだが、いっぽうで、ごくわずかなアクセルペダルの踏み込みに対しても鋭く反応する。エンジンの許容量は大きく、マニュアルでギアを操作していても、極端なことをいえば何速に入っていようが、どこからでも見事な加速を味わわせてくれる。

それでいて、パワーが出ていくカーブはきわめて自然なフィール。どんどんパワーが積み上がっていき、速度が上がっていく感覚は、ターボチャージャーでなく自然吸気のエンジンだからだろう。前出の技術開発部門のボッティーニ氏も、「ターボを持たない大排気量エンジンこそこのクルマの真骨頂」としている。ターボ化の進む今となっては、まことにぜいたくな味を持っているといってよい。