7シリーズを一新|BMW

7シリーズを一新|BMW

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BMW 7 series|BMW 7シリーズ

最新のテクノロジーを搭載した7シリーズ

BMWはフラグシップモデル「7シリーズ」をマイナーチェンジ。内外装に改良を施すとともに、エンジンやトランスミッションなどに環境対応を重視する最新の技術を採用した。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

ラグジュアリーかつスポーティを演出

今回のマイナーチェンジにともなう主な外観上の変化は、BMWの特徴であるリング型をふくめたヘッドライトがLEDに変更されたこと、キドニーグリルのフィンが12本から9本になったことが挙げられる。正面からみると、ヘッドライトの下端とキドニーグリルの頂点が一直線に並ぶのも、最近のBMWのニューモデル・モデルチェンジに共通する点だ。

くわえて、フロントバンパーの形状が変わり、下半分のエプロン部分が3分割されたことも大きな変化だ。この分割された左右部分にはクロムメッキの横ラインとLEDのフォグランプが設置され、以前よりスポーティさを強調している。そのフォグランプの外側に開けられた縦長のスリットは、高速走行時にフロントタイヤまわりの空気の流れを最適化することで燃費向上に貢献するという、“エアカーテン テクノロジー”だ。

インテリアの装備面では、インストパネルに、従来の“針と盤面”のアナログメーターにかわって、全面をおおう10.25インチの液晶ディスプレイが用意された。固定式のアナログメーターとちがい、表示内容を自由に変更できる点を活用し、7シリーズでは走行モードに応じてことなる情報が提供される。

その基本となる「コンフォート」モードでは、速度計、回転計、燃料計、油温計が、BMW他モデルにも共通する盤面デザインとして描画される。よりエコを重視する「エコプロ」モードでは、盤面の色調が青くなり、回転計にかわって“エフィシエントダイナミクスディスプレイ”が表示される。これは、運転状況、アクセルの状態、燃料消費/エネルギー回生状態も表示するディスプレイで、ドライバーがエコではない運転をすると、盤面がグレーになって注意を促す。「スポーツ」モードでは盤面はオレンジ色に変わり、表示内容も運転に集中できるよう最低限に絞られて速度計と回転計のみとなる。スピードメーターの中央には速度が大きくデジタル表示され、回転計の中央にはマニュアル操作時に現在のシフトが表示される。

そのほか、16スピーカー、出力1,200ワットのバング&オルフセン ハイエンド サラウンドシステムが標準採用された。これにともない、ピラーや足元に遮音材を追加したほか、窓周辺のシーリングを強化し、サイドミラーの風切り音対策も施しているという。それ以外にも、インフォテイメントや安全装備の充実がはかられた。

BMW 7series|ビー・エム・ダブリュー 7シリーズ

オーディオは16スピーカー、出力1,200ワットのバング&オルフセン ハイエンド サラウンドシステムが標準装備される

BMWのフラグシップにふさわしいパワーソース

7シリーズのトップ、つまりはBMW全体のフラッグシップともいえる6リッターV型12気筒を搭載するのは、760i。ツインパワーターボテクノロジーを搭載し、最高出力400kW(544ps)/5,250rpm、最大トルク750Nm/1,500rpmをほこる。このパワフルなエンジンにより、5mを超える2,105kgの巨体は、静止状態から100km/hまで4.6秒で到達する。

ディーゼルエンジンの最高峰は3リッター直列6気筒の750d xDrive。アイドリング回転数の少し上からターボチャージャーが作動、1,500回転からはハイプレッシャターボチャージャーに切り替わり、2,700回転になると、ここにもう1基のターボチャージャーがくわわる。つまり、トリプルターチャージャー搭載し、全回転域にわたってゆたかなトルクを発生させるパワートレインだ。コモンレール式のインジェクションにはピエゾ素子を採用し、燃焼室は最大2,200barまで達する。最高出力は280kW(381ps)/ 4,400rpmながらも、740Nmの最大トルクは、わずか2,000回転から発生し、0-100km/h加速は4.9秒。この動力性能をもって、燃費は6.4ℓ/100km(およそ15.6km/ℓ)、CO2排出量は169g/kmである。

そのほかのバリーションは6つ。ガソリンエンジンモデルには、アップデートされた4.4リッターV型8気筒を搭載する750i、3リッター直列6気筒に740iと730iがラインナップされる。ディーゼルエンジンモデルには3リッター直列6気筒の740dと730dの2グレードを設定。

さらに、ガソリンエンジン+電気モーターの「アクティブハイブリッド7」も継続して設定される。エンジンは、これまでの4.4リッターV型8気筒にかわり、740iにも搭載される最高出力235kW(320hp)、最大トルク450Nmを発揮する3リッター直列6気筒ツインパワーターボを採用。そこに出力40kW(55hp)、トルク210Nmを発生する電気モーターがくわわり、システム総合で最高出力260kW(354hp)、最大トルク500Nmになる。このパワーソースは4輪を駆動し、1,970kgの車体を静止状態から100km/hまで5.7秒で加速。燃費は6.8ℓ/100km(およそ14.7km/ℓ)、CO2排出量は158g/km。高性能リチウムイオン電池を搭載し、モーターのみでも最大4km程度の走行が可能だという。

このほか、セルフレベリング付きのエアサスペンションが、4輪駆動モデルをのぞく全グレードに標準装備され、後席の居住性を最適にたもつ。また、全長が140mm伸長され5,129mmとなるロング版も用意される。

今回の7シリーズはエンジンのダウンサイジングにくわえて、「オートスタート/ストップ」、「ブレーキエネルギー回収システム」、「エコプロモード付きの第2世代ドライビングエクスペリエンスコントロール」、「コースティング機能」など、最新のBMWモデルに次々と採用される最先端の環境対応技術が搭載され、環境性能がより強化された。

スペック(ガソリンエンジン&ハイブリッド)

スペック(ディーゼルエンジン)

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