GIORGIO ARMANI|スタイリスト 一ツ山佳子が語る、アルマーニのジャケットとラグジュアリー フィット

GIORGIO ARMANI|スタイリスト 一ツ山佳子が語る、アルマーニのジャケットとラグジュアリー フィット

Style Mode Attitude―ARMANI Experience

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ アルマーニ

アイテム分析からスタイリング提案まで

スタイリスト 一ツ山佳子が語る、アルマーニのジャケットとシューズ(1)

「ファッションアイテムのなかでもジャケットとシューズは、とくに好きなアイテム」という、スタイリスト一ツ山佳子さん。女性モード誌を中心に、アーティストやタレントのスタイリング、アパレルブランドのディレクションまで手がける、現在もっとも活躍している女性スタイリストのひとりだ。その一ツ山さんがプロの目で見た、ジョルジオ アルマーニのアイテムとは? 今回はとくに、ジョルジオ アルマーニ「カプセル クラシック」からジャケットと、シューズコレクション「ラグジュアリー フィット」について語っていただいた。

Photographs by IGARASHI Takahiro(520)Text by NAKAMURA Akiko (OPENERS)

“仕立ての良いジャケットは、一枚は持っておくべき!”

革新的クリエイションを毎シーズン発表し、トレンドを牽引しているラグジュアリーブランドは、その前衛的な部分だけがフィーチャーされがちだが、決してそればかりではない。ずっと長く愛されるような“定番アイテム”を作りつづけているからこそ、長い歴史を紡いでこれたのだとも言える。

トレンドに左右されず、長く身に着けられること。自分にとって居心地の良さを約束してくれること――これらが“定番”が“定番”たりうる所以である。きっとみなさんにも、これが自分の定番アイテムである、というものがいくつかあるだろう。

ジョルジオ アルマーニのラインナップのなかでも、定番アイテムとしてワードローブにくわえることをお薦めしたいものがいくつもある。今回はそのなかでもとくに、ジャケットとパンプスについてスタイリスト 一ツ山佳子さんが語ってくれた。

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ・アルマーニ|一ツ山佳子 03

「アルマーニのなかでも、やっぱりジャケットは目を引くアイテムですよね。ネックからのラインが本当にきれい。肩パッドを入れることで、肩自体も逆にコンパクトに華奢に見えているんですよね。少し逆三角形のフォルムを描きつつ、そこからウエスト、背中、裾につながっていくラインが絶妙です。女性の身体の構造を知り尽くしていて、その美しさを引き出してくれるというか。芯は強いけれどしなやかさも備えた女性らしさをうまく演出してくれる。マスキュリンなんだけれどもエレガントですね」

今回とくに注目したのは、ジョルジオ アルマーニ「カプセル クラシック」コレクションのジャケットだ。モダンな印象を与えつつ、着心地の良さを追求した素材感、そしてデイリーにも着こなしやすいという、まさに働く女性にとっては欠かせないアイテムである。

「素材もとても上質なものを使っていますね。自分が着ていて心地よい上質素材であることと、ひとから見てきれいなシルエットというのが、洋服を選ぶときの欠かせない条件ですが、カプセルコレクションのジャケットはその条件をすべて満たしています。レザーもとても軽くて柔らかいし、身体にフィットしていて。カシミアのダブルのニットジャケットもいいですね。さらに異素材の組み合わせだったり、遊び心を随所に取り入れているのもおもしろい。ファブリックに対して追求している姿勢が感じられます」

そんなジョルジオ アルマーニのジャケットを、プロのスタイリストはどのようにスタイリングするのだろうか。そのポイントを聞いた。

“今年はジャケットをセットアップで着こなすのが気分”

「ジャケットは本当に着こなしの幅が広くて、いろんなコーディネイトが楽しめるアイテムですが、今シーズンはセットアップでマニッシュに着こなすのが気になりますね。例えば右写真のベルべットのジャケットだったら、おなじ素材のパンツとセットアップで着こなすのが気分。靴もハイヒールじゃなくてメンズライクなシューズを合わせたコーディネイトに、メイクだけポイントでレッドリップにしたり、デコルテで肌見せしたり、一点だけ女らしさをくわえるような着こなしが新鮮です。小物を変えれば、華やかなパーティシーンにも充分対応できる。ほかにも、少し長めのジャケットに短いショートパンツを合わせて、ワンピース風に着こなすコーディネイトもセクシーでいいですね」とのこと。

またロックやパンクの要素をミックスしてみるのも、お薦めだという。「ショートカットを7:3にわけるようなヘアスタイリングも新鮮。いい素材といい仕立てだからこそ、そういう“崩し”を取り入れても安っぽくならないんです」

それではインナーやボトムス、ジャケットを今季らしく着こなすとき、具体的にどんなものを合わせると相性がいいのだろうか。

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ・アルマーニ|一ツ山佳子 05

「ちょっと前まではジャケットにTシャツ、というのが定番でしたが、今季ジャケットのインナーに合わせるとしたらシャツですね。シャツにクルーネックのニットをレイヤードしたり、ちょっと懐かしいイメージのスタイリングが戻ってきています。シャツのボタンも以前みたいに2つも3つも開けないで、いちばん上まできちんと留める。禁欲的だったり清楚さを感じさせるくらいがいいですね」

ボトムスにかんしては「今年はペンシルスカート。ボトムスにペンシルスカートを合わせるなら、逆にインナーはTシャツでもいいですね。女優ふうのワイドパンツやショートパンツも相性いいですよ。スエードジャケットにデニムを合わせて、品のいい大人のアメリカンプレッピー的な着こなしも気分」

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コーディネイトアイテムについて話をしながら、マネキンのスタイリングを完成させていく一ツ山さん。ジャケットを着せ付けながら、袖をきゅっと上に手繰り上げていく。

「ジャケットはこうやってちょっと袖を手繰り上げると、雰囲気のある着こなしになるんです。袖口をちょっと折り返してもいい。そのときにアルマーニみたいに裏地も上質なものを使っていれば、こういう着こなしアレンジもハマってきれいに見えます」

「色づかいもポイント。今年は色ジャケットがたくさん出ています。秋冬はブラックを中心にダークなアイテムが多いですが、オレンジのように鮮やかなジャケットを一点投入するだけで、モード感がぐっとアップします。おしゃれ上級者としては持っておきたい、かなりポイントの高いアイテム」

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