フォルクスワーゲン ゴルフ GTEに試乗|Volkswagen

フォルクスワーゲン ゴルフ GTEに試乗|Volkswagen

CAR IMPRESSION

Volkswagen Golf GTE|フォルクスワーゲン ゴルフ GTE

フォルクスワーゲン ゴルフ GTEに試乗

環境問題に対する意識の高い人には魅力的なエコカー

フォルクスワーゲン初となるハイブリッドモデル「ゴルフ GTE」。GTを車名に冠した同モデルはどのような走りをみせるのか。モータージャーナリストの大谷達也氏が試乗した。

Text by OTANI TatsuyaPhotographs by ARAKAWA Masayuki

プラグインハイブリッドの価値

いささか乱暴な言い方をすると、プラグインハイブリッドが売れるか売れないかは、そのクルマが持つ価値をどう説明するかによって決まるような気がする。

「短い距離だけですが電気自動車のようにも使えて、バッテリーが切れたらエンジンでも走れますが、値段はちょっと高いですよ ――

私も何度かこんな説明をしたような気がするが、これではプラグインハイブリッドのメリットがどこにあるかが分かりにくい。ユーザーが振り向いてくれなかったとしても仕方ないだろう。

Volkswagen Golf GTE|フォルクスワーゲン ゴルフ GTE
Volkswagen Golf GTE|フォルクスワーゲン ゴルフ GTE

その点、ポルシェやメルセデス・ベンツの戦略はうまい。彼らはプラグインハイブリッドモデルを、同等のパフォーマンスを持つガソリンエンジンモデルと変わらない価格で販売。ただし、カタログ燃費はプラグインハイブリッドのほうが良好なので「ほら、性能と値段は同じで燃費だけいいんだから、こっちのほうがお得でしょ?」と訴えかけているのだ。

ガソリンエンジンモデルには必要のないバッテリーやモーターを積まなければいけないのに、なぜプラグインハイブリッドモデルの値段を安く抑えられるかといえば、エンジン排気量をガソリンエンジンモデルよりひとまわりかふたまわりほど小さくしているからだ。この場合、エンジン単体の性能はガソリンエンジンモデルに劣るが、エンジンと電気モーターの性能を合算した“システム出力”で見れば、ガソリンエンジンモデルに匹敵する性能を獲得できる。それでもガソリンエンジンモデルと同等の価格とするにはかなりの努力が必要だろうが、ポルシェやメルセデスはそうした課題に取り組むことでプラグインハイブリッドのセールス拡大に挑んでいるのだ。