グルーベル・フォルセイ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|GREUBEL FORSEY

GREUBEL FORSEY|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報

SIHH2016|ジュネーブサロン特集

GREUBEL FORSEY|グルーベル・フォルセイ

高精度を目指す新しい方向を模索(1)

グルーベル・フォルセイは、2人の独立時計師が創設したブランド。2004年の創業以来、2軸トゥールビヨンや高速回転トゥールビヨンのパイオニアとして、数々の賞を獲得してきた。2016年は、グルーベル・フォルセイが得意とするメカニズム「トゥールビヨン」ではなく新たに開発した複雑機構を発表した。

Text by KAWADA Akinori

名人が作る“シンプルでも高性能”な逸品

2016年は複雑なハイエンド機構を得意とする独立時計ブランドが数多く参加したことで賑わいを見せたSIHHだが、グルーベル・フォルセイは、SIHH参加ブランドのなかでも独立職人系ブランドのパイオニアといってもよい。通常のトゥールビヨンよりもさらに複雑な2軸トゥールビヨンや高速回転トゥールビヨンという他のブランドでは真似できないような機構を武器に高級メゾンとしての地位を確立した。

そんなグルーベル・フォルセイで興味深いのは、24秒で1回転する高速トゥールビヨンのほかに、“脱トゥールビヨン”とも言うべきモデルを2モデルリリースした。1つは、シンプルを極め、3針機構を備えた「シグナチュール1」。もう1つは、2つのテンプとコンスタントフォース機構備えた「ダブルバランシエール」である。

いずれもグルーベル・フォルセイの新境地を確立する時計といえる。

より高いクオリティを目指した「シグナチュール1」

今年の新作で、最も驚かされたのが、この「シグナチュール1」である。グルーベル・フォルセイといえば、複雑なメカニズムばかりを連想してしまうが、この新作の方向性はまったく逆だ。精度維持のための特殊な仕組みや複雑機構を持たない、シンプルな3針時計である。

今回彼らの試みは「複雑さ」を極めるのではなく、「シンプル」でありながら、繊細で最高レベルのクオリティにある。今回、新作の開発・組み立てを担当したのは、超熟練の時計師、デディエ・クレタン氏である。彼は、グルーベル・フォルセイの設立当初から同社に在籍している創業者2人が一目置く技量の持ち主で、組み立てや調整はもちろん、複雑機構の設計もこなす。

“シンプルな機構で最高の性能を”というのが、このモデルのコンセプトである。そのコンセプトは、この時計を作る時計師の腕前により、見事なまでに実現されている。

ケース素材は、18Kホワイトゴールド、18Kレッドゴールド、プラチナの3種類(各11本、合計33本)を予定。今回は特別にステンレススチールケースでも33本製作する予定だという。こちらも楽しみだ。

1-5

シグナチュール1
ケース|18Kホワイトゴールドケース(ほかにレッドゴールド、プラチナ、ステンレススチールを製造予定)
直径|41.4mm
厚さ|11.7mm
ムーブメント|手巻き(Cal.GFS1)
ストラップ|アリゲーター
防水|3気圧
限定数|11本(ほかにピンクゴールド、プラチナ各11本。ステンレススチール33本を予定)
発売時期|2016年5月
予価|17万スイスフラン(税別)

Page02. 二重テンプとコンスタントフォースの共演

問い合わせ先

ヴィタエルーキス

Tel. 03-6421-7533

http://www.greubelforsey.ch/