ブラック＋スカル

NATOの軍用車両を祖先にもつ、“ゲレンデワーゲン”ことメルセデス・ベンツ「Gクラス」は、その本格的なオフロード走破性と、誕生からほぼ変わらないスクエアなデザインで、30年を経たいまでも非常に売れつづけている。G55 AMG longはそのGクラスのなかでももっともパワフルなモデルで、5.5リッターV8スーパーチャージャー付エンジンから最高出力373ps（507kW）、最大トルク700Nm（71.4kgm）を発揮する。そのG55 AMG longに今回設定されたのが、「mastermind JAPAN」とのコラボレーションモデルだ。

mastermind JAPANはスカルをブランドアイコンとしてMADE IN JAPANにこだわったハイエンドブランド。「メルセデス・ベンツ ファッションウィーク東京 2012 S/S」においては、ショーの最後をこのmastermindが飾った。

今回の限定車は、ドイツ・メルセデスAMG本社のカスタムオーダー工房「AMGパフォーマンススタジオ」にて1台ずつ手で作られる。

エクステリアでは、ボディカラーをオブシディアンブラックにしたうえで、フロントグリルやアルミホイール、サイドステップもマットブラックに塗装。さらにはフロントグリルに付いているメルセデス・ベンツのシンボル「スリーポインテッドスター」もブラックに塗りあげられている。

その真っ黒なボディに、ワンポイントとして左右のフロントフェンダーおよびリアエンドに、スカルのクロームエンブレムが装着される。

インテリアにも、ブラック＋スカルというテーマが反復されており、ブラック内装をベースに、ヘッドレストやセンターアームレストにはシルバーステッチによるスカルの刺繍がほどこされる。

車両本体価格は、税込み2,000万円。限定5台の生産で、申し込みは6月10日まで。希望者多数の場合には抽選になるという。