応募総数1,232作品、4月にその頂点となるグランプリが決定

新進気鋭のクリエイターの育成・支援を目的とした国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD」。4回目を迎える今年は“Anticipation”（予見）というテーマのもと73カ国から1232作品の応募があり、昨年11月審査員・メンターが集結し、厳選な審査のもと入賞12作品を決定した。

日本人建築家、伊東豊雄氏やニューヨーク近代美術館（MoMA）の建築・デザイン部門のシニアキュレーター、パオラ・アントネッリ氏ら6名からなる審査員の総評は、「デザイナーの挑戦と情熱を感じさせる独創的な作品が多く寄せられた。デザインイノベーションに寄与するであろう12作品が入賞にいたった」とのこと。

aniknown

Hexagon

入賞12作品のうち4作品の受賞者は、世界的なクリエイターである建築家・デザイナーのネリ・アンド・フー氏、デザイナーのマックス・ラム氏、デザイナー・建築家のエレナ・マンフェルディーニ氏、アーティスト・建築家のスナーキテクチャー氏がメンターとなり、それぞれのサポートをうけてプロトタイプを制作していく。

日本からは、荒木宏介、前谷典輝、村岡明ら「AMAM」による寒天からつくられた梱包資材「AGAR PLASTICITY - A POTENTIAL USEFULNESS OF AGAR FOR PACKAGING AND MORE」がプロトタイプ制作に選出。そのほか、ジャン・ミョンシク（韓国）の子どもたちの感性を育てるブロック、アンジェリン・ローラ・フェヌータ（カナダ／イタリア）のモジュールの原理をデザインに活かした衣服、STUDIO AYASKAN（トルコ）の過ぎゆく時間を目に見える形で表す時計が選ばれている。

PLANTS-SKIN

RESOLUTION OF SOUND LOCATION

これらプロトタイプ4作品は、ほかの入賞8作品のパネルとともに、2016年4月11-17日までイタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2016のLEXUS会場にて展示。また製作者自身の作品についてのプレゼンテーションをおこなう貴重な機会も得る。

そして、会場での最終審査を経て「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の頂点となるグランプリ1作品が決定する。なお、入賞作品の詳細や審査会の模様はLEXUS DESIGN AWARD公式ホームページにて公開中だ。

LEXUS DESIGN AWARD 2016 プロトタイプ制作作品

作品名｜AGAR PLASTICITY - A POTENTIAL USEFULNESS OF AGAR FOR PACKAGING AND MORE
受賞者｜AMAM（荒木 宏介（日本）、前谷 典輝（日本）、村岡 明（日本））

作品名｜DADA
受賞者｜ジャン・ミョンシク（韓国）

作品名｜Shape Shifters
受賞者｜アンジェリン・ローラ・フェヌータ（カナダ／イタリア）

作品名｜TRACE
受賞者｜STUDIO AYASKAN（ベグム・アヤスカン（トルコ）、ビケ・アヤスカン（トルコ））

LEXUS DESIGN AWARD 2016 パネル展示作品

作品名｜aniknown
受賞者｜丸形 彩実（日本）

作品名｜Bio-Vide
受賞者｜山崎 卓馬（日本）

作品名｜Drop Box
受賞者｜Ding Dong & Ma Jincai & Peter Luo & Huang Junxi
（ディン・ドン（中国）、マ・ティンタイ（中国）、ピーター・ルオ（中国）、ホアン・ジュンシ（中国））

作品名｜Hexagon
受賞者｜チューリン・ヤン（中国）

作品名｜PLANTS-SKIN
受賞者｜吉添 裕人（日本）

作品名｜Project Play
受賞者｜受賞者 オリバー・スタイヤーノ（イギリス）

作品名｜RESOLUTION OF SOUND LOCATION
受賞者｜Owls（篠原 由樹（日本）、佐々木 崇人（日本））

作品名｜Slow Door
受賞者｜Deepak Jawahar & Irina Bogdan
（ディーパック・ジャワハル（インド）、イリーナ・ボグダン（ルーマニア））

LEXUS DESIGN AWARD 2016
テーマ｜Anticipation（予見）
LexusDesignAward.com/jp