GIORGIO ARMANI|中谷美紀が着こなすジョルジオ アルマーニ

GIORGIO ARMANI|中谷美紀が着こなすジョルジオ アルマーニ

Style Mode Attitude―ARMANI Experience

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ アルマーニ

Sweet Night’s Dream――Starring NAKATANI Miki.

女優 中谷美紀、甘い夜の夢

それは、日常からのエスケープであり、夢のなかの世界への旅。ドレスを着るということは特別なことである――とりわけ女性にとっては。今回、日本を代表する女優 中谷美紀さんが、ジョルジオ アルマーニのドレスを着こなし、語ってくれた。

Photographs by MIYAHARA MugaStyling by SHIMADA MinakoHair & Make-up TAKASHIRO HirokoRealization by NAKAMURA Akiko(OPENERS)

“日常からエスケープさせてくれる、女性の夢が詰まったドレス”

女優 中谷美紀さん。数かずのドラマや映画、舞台などで活躍し、最近では映画『阪急電車 片道15分の奇跡』で、第35回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞したばかりだ。

作品のなかでは“演じる”ことに力を注ぐ中谷さんが、ひとたび“中谷美紀”個人として表舞台に立つとき──とくに、レッドカーペットなどの晴れの場に立つとき──どんなことを考え、身に着けるものについて何を想うのだろうか。

――先日、第35回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を受賞された映画『阪急電車 片道15分の奇跡』。この映画のなかでは中谷さんがウェディングドレスを着るシーンがとても印象的でした。ウェディングドレスにかぎらずお伺いしたいのですが、ドレスとは女性にとってどういうものだと思いますか?

中谷美紀(以下、中谷) 日常を過ごしていくことって、小さな幸せの連続である一方で、みなさん多少の困難を抱えて過ごしていらっしゃると思うのですが、ドレスという非日常のものを身に着けることによって日常のわずらいを一切忘れることができますよね。旅に出かける気持ちというか、日常からエスケープさせてくれるのが、ドレスではないのかな、と思います。

――映画やドラマの役柄としてではなく、女優・中谷美紀としてレッドカーペットなどの晴れの舞台に立つとき、どんなふうに自分を演出しますか?

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ アルマーニ 03

中谷 おなじドレスを身に着けるにしても、TPOはつねに考えます。たとえば、授賞式でも、自分が賞を頂戴する立場なのか、主演女優賞なのか、助演女優賞なのかによって、身に着けるドレスも異なりますし。受賞される方にお花を差し上げたりするプレゼンターとしてでしたら、自分はあくまで引き立て役に徹することもありますね。そのさいには、ただ地味にするのではなく、周囲との調和を大事にしています。

――今まで着て印象に残っているドレスはありますか?

中谷 それこそ、映画『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を頂戴したときなどは、アルマーニのドレスをお借りして。それは、シルバーに少し薄いピンク色が混ざっているような真珠のような色のドレスで、本当にすてきでした! アルマーニのドレスは幸運を運んできてくれるアイテムだと、私のなかで勝手に思ってます(笑)。

――着るとどうでしたか?

中谷 先ほどの「ひとを引き立てる」という話ではないですけれど、ドレスがとても美しいにもかかわらず、着ているひとをちゃんと主役にしてくれる。ともすると、ドレスばかりが目立ってしまって、誰が着ているのかわからなくなってしまうようなお洋服も世の中には氾濫していると思うのですけれど、アルマーニのドレスは本当に着るひとの個性を引き立てる。それはなかなか難しいことではないのでしょうか。手仕事で丁寧に仕上げられているのでとてもゴージャスなのですけれど、ライン自体は本当にシンプル、着る方の個性やスタイルが出やすいのでしょうね。言葉で適当な表現が見つからないのですが、自立した女性の美しさみたいなものを引き立ててくれる。

――ふだんからドレスを選ぶときは、そういうところをポイントにしますか?

中谷 そうですね……以前は大きなメゾンのものを身に着けることに抵抗があった時期もあって。ブランドに着られているというか、自分の本質に自信がないのをブランドでごまかしているような気がして。そういう抵抗を少し感じた時期もあったのですが、やはりいいものはいいなと、最近はつくづく思うようになりました。ブランドものを身に着けることを恐れなくなったのかもしれないですね。

――何か変化のきっかけがあったのでしょうか?

中谷 本当に“なんとなく”なのですが、舞台を経験したというのもあるのかもしれません。舞台って自分を繕おうとしても繕いきれなくて、すべてが現れてしまう。立っているというだけで、たくさんのエネルギーを放出しなければなりませんし、奪われるものでもありますし。そこに立ったということが何かひとつのブレイクスルーになったというか、殻を破った感があるのかもしれないですね。するととりわけ、アルマーニのようなドレスって、着たくなるんですよね。

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ アルマーニ 05

――今日着たドレスのなかで、いちばんのお気に入りは?

中谷 甲乙つけ難いですね……! やはり、スパンコールのつけられたマキシ丈の白いドレス……きれいでしたね! 女性の夢がすべてつまったようなドレスですよね。それこそシンデレラだったり、白雪姫だったり、人魚姫だったり、すべてのファンタジーがそこにあるかのような。かねてから思っていたのですが、ボディやハンガーに吊るされている時はもとより、身に着けた時にこそ、その美しさとありがたみを感じるのがアルマーニのドレスなのではないでしょうか。ほかに、膝丈のドレスもすてきでしたね。きらきらしていて。ボーダーのドレスもとてもすてきでした。自分ではなかなか手に取らなさそうなのですが、着てみると本当にきれいで。目からうろこでしたね。

GIORGIO ARMANI|ジョルジオ アルマーニ 07

――女優として、これからやっていきたいことや、目標としていることはありますか?

中谷 私たちの職業って本当に、体力勝負なんですよね。とりわけこうした美しいドレスを着るには自分の身体の軸を整えることが大切なんだと最近とみに思います。何はともあれしなやかな肉体と、柔軟かつ強靭な精神とを培っていきたいと思っています(笑)。あらたな作品に出逢うたびに、役柄に合わせて自らを整えていく作業というものがいまは本当に楽しい。そうなると手に取る本も変わってきて、最近では人間の身体にかんするもの、解剖学の本を読んだりしています。

そうした流れでここ数年取り組んでいるのはジャイロトニックです。機械を使って背骨と骨盤を動かす運動なのですけれど、本当に気持ちいいんですよね。無駄な力が抜けて全身が整っていくのがわかるので、自ずと気持ちにもゆとりが出てきます。

――今日の撮影では、中谷さんがメイクルームからスタジオに入ってくるたびに、「きれい!」って声がスタッフからあがってましたね。中谷さんのそういう内側からもにじみ出てくる美しさに、みなが圧倒されていました。

中谷 美しいお洋服があって、すばらしいスタッフの方たちに囲まれると、私も本当に心を解放することができるんですよね。今日は本当に、恵まれましたね……幸せな一日でした。

中谷美紀|NAKATANI Miki
女優。1976年1月12日、東京都生まれ。1993年、TVドラマでデビュー。以降、ドラマ、映画、TVCM、雑誌、舞台など、活躍の場を広げる。代表作は映画『嫌われ松子の一生』『自虐の詩』『阪急電車 片道15分の奇跡』『源氏物語 千年の謎』など。7月スタートのフジテレビ系ドラマ『ビューティフルレイン』に出演。

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