LEDでつなぐ「節電エコリレー」|Panasonic
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2015年5月14日

LEDでつなぐ「節電エコリレー」|Panasonic

Panasonic|パナソニック

節電した電気は、LED電球に換えて被災地へ!

LEDでつなぐ「節電エコリレー」

東日本大震災以降、「節電」の文字を目にする機会がいっきに増えた。目にするだけでなく、電力不足を回避するための節電対策は、会社から学校、公共施設にいたるまで、私たちが生活する場所で実際におこなわれていたできごと。そこには、いつもちょっとした我慢がつきものだった。いつもならすぐつけるクーラーをちょっと我慢、暖房を入れるのをちょっと我慢……。だけどこの冬、パナソニックがおこなった節電対策は少しおもむきが違う。従業員のちょっとした我慢をチャリティーに換える、節電の“エコリレー”だったのだ。

Text by TANAKA Junko (OPENERS)

572個のLED電球を岩手県大船渡市の小中学校に

昨年の夏につづき、電力不足が心配されていたこの冬。パナソニックでは、国内の工場やオフィスだけではなく、約1万1千人の従業員が各家庭で自主的に節電を実施。「冬の節電アクションプラン」と名づけられたこの節電対策は、昨年12月から今年3月末までの約3ヵ月間で、1世帯当たり平均35.87kWh/月という節電効果(前年比、5.38%減)をもたらした。

この節電対策のかなめは、削除した電気量の1%と同等の節電効果をもたらすLED(発光ダイオード)電球を被災地に届けるチャリティー活動。従業員たちの努力を被災地で役立つ品物に換えて送り届けようという、節電エコリレーだ。

パナソニックはさっそく3月28日に、小型電球タイプのLED電球を572個、太陽光パネルと蓄電器がセットになったLED光源のソーラーランタンを100台、岩手県大船渡市の教育委員会に送り届けた。このLED電球とランタンは今後、大船渡市内の小中学校で活用される予定だという。

東日本大震災では、1000校あまりの学校が大きな被害を受けたといわれている。震災から約1ヵ月が経過した4月中旬以降には、ほとんどの学校が授業を再開したものの、学校が流されてしまったり、校舎が使えない学校では、別の学校の教室を借りて授業が行われていたりと、現在も150校あまりで体制が十分ではない状態がつづいているという。

これまでにも、パナソニックは校舎が使えない学校に通う子供たちに“運動会”をプレゼントする「運動会サポートキャラバン2011」などをとおして、被災地の子供たちの心に寄り添った活動をつづけてきた。節電エコリレーはその一環としておこなうもの。今回にくわえて、今年の夏と冬にも引き続き行う予定だ。寿命が約20年といわれるLED電球。震災後、避難場所として地域をつなぐ重要な役割を果たした学校を、そこに通う子供たちの笑顔を、これからずっと明るく照らし続けていってくれることを願わずにはいられない。

問い合わせ
パナソニック 環境本部環境企画グループ
エコリレー推進チーム
Tel. 06-6909-5577

           
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