東京モーターショーに集結した、キーパーソンにインタビュー特別編|Mercedes-Benz

東京モーターショーに集結した、キーパーソンにインタビュー特別編|Mercedes-Benz

CAR FEATURES

Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ

「2030年以降の未来都市」をテーマにしたセミナー「Tec Day」を開催

「自動的なクルマ」から「自律運転可能なクルマ」へ

メルセデス・ベンツでは、東京モーターショーに合わせ、ホルガー・フェッツェンラウブ氏(メルセデス・ベンツ先行デザイン・シニアマネージャー)、アレクザンダー・マンカウスキ氏(ダイムラー社未来科学者/未来研究およびコンセプト立案担当)そして、ペーター・レーマン氏(ダイムラーグループリサーチ、メルセデス/ベンツ・カーズ、エンジニアリングおよび実用化統括)という3名のスペシャリストが来日。コンセプトモデル「F015ラグジュアリー・イン・モーション」をテーマに、「2030年以降の未来都市」をプレゼンテーションする技術セミナー「Tec Day」を開催した。同セミナーに参加したモータージャーナリスト、小川フミオ氏がリポートする。

Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki

相手の考えを読めば安全という考えから開発がスタート

メルセデス・ベンツは、自動車ショーのたびに大きな話題を呼ぶ。2015年東京モーターショーでも、2030年代の高級セダンはこうなる?と思わせるコンセプトモデルをお披露目してくれた。乗員はラウンジ感覚で向かい合って談笑している間に、クルマは自動運転で走行する。驚くようなハイテク車だ。

このコンセプトモデル「F015ラグジュアリー・イン・モーション」は、歩行者がいれば止まり、さまざまなLEDランプを使いながら意思疎通をはかる。「これはもう“未来”ではない」というのが、同車にメルセデス・ベンツ日本がつけた惹句だが、これが現実のものになりつつあるというのは驚くべきことだ。

「未来の自動運転につながる技術が、もうここまで確立されています」。東京モーターショーの会場で、メルセデス・ベンツ日本では、この文字がひときわ大きく印刷されたフライヤーを来場者に配布した。とてもエキサイティングなフレーズである。今回のコンセプトカーは大胆な造型だし、メーカーが言わんとしていることもエキサイティングな響きをもつ。

Mercedes-Benz|F015 ラグジュアリー・イン・モーション

マンカウスキ氏とF015ラグジュアリー・イン・モーション

アレクザンダー・マンカウスキ

アレクザンダー・マンカウスキ氏

メルセデス・ベンツ日本では、さらに、F015ラグジュアリー・イン・モーションの真価を伝えてくれるべく、技術セミナーを開いた。通称「テックデイ」。報道陣に、メルセデス・ベンツブランドを傘下におさめるダイムラー社の技術的水準と、車両開発における考え方を知ってもらおうというものだ。

参加したのは、ドイツからやってきた3名の専門家。ホルガー・フェッツェンラウブ氏(メルセデス・ベンツ先行デザイン・シニアマネージャー)、アレクザンダー・マンカウスキ氏(ダイムラー社未来科学者/未来研究およびコンセプト立案担当)そして、ペーター・レーマン氏(ダイムラーグループリサーチ、メルセデス/ベンツ・カーズ、エンジニアリングおよび実用化統括)である。

最初にスライドで概要の説明を受けたさい、「シェアード・インテンション(考えを他人と共有すること)」の文字とともに、スケートリンクの画像が現れた。おおぜいの人が狭いリンクにいてもほとんどぶつかることがない。それがこの画像を使った理由だと、人工知能(AI)を研究しているアレクザンダー・マウカウスキ氏は説明する。

「相手の考えを読めば安全。その考えから開発がスタートしました」。なんだかおもしろいではないか。