東京モーターショーに集結した、カーメーカーのVIPインタビュー|MINI

東京モーターショーに集結した、カーメーカーのVIPインタビュー|MINI

CAR FEATURES

MINI|ミニ

MINI 製品開発責任者 デイビッド・アルフレッド・フェルフィノカマオ氏

MINIのコアバリューは“ゴーカートフィーリング”(2)

ウォール・ストラテジーとは

MINIの製品開発責任、デイビッド・アルフレッド・フェルフィノカマオ氏は、MINIの製品戦略について語る。

――2015年の東京モーターショーにおけるMINIのブースは、活気があって楽しかったですね。四季折々の服装に身を包んだモデルたちが、MINIのほがらかな世界観を表現していたと思います。

MINIは顧客に楽しいライフスタイルを提供したいと考えています。そこでMINIの世界観をショー会場でも表現するのは重要です。巨大な写真パネルを使って、男女の笑顔を並べたのは、その一環です。そしてモデルたち。それにアクセサリーの数々。これを私たちは、ウォール・ストラテジーと呼んでいます。

――ウォール・ストラテジーですか。もう少し詳しく聞かせてください。

イメージ戦略です。あたらしいMINIの姿を顧客にアピールして、それを象徴するもので顧客を取り囲むのが目的です。どんな建築が好きか。どこに住みたいか。どんなアクセサリーが魅力的か。そんなことが人生の楽しみと思えるひと。いま私たちがかんがえている顧客は、従来のMINIのターゲットカスタマー以上に楽しみを欲しているひとです。友だちが多く、人生じたいを謳歌しているひとというのが、このウォール・ストラテジーのコンセプトです。

MINI Clubman|ミニ クラブマン

MINI Clubman

デイビッド・アルフレッド・フェルフィノカマオ氏

――MINIには、ところで、PHV(プラグインハイブリッド車)など環境適合車をラインナップにくわえていく計画はあるのでしょうか。

PHVもEV(電気自動車)も当然考えています。考えていないブランドはないといってもいいですからね。ただ、いまはまだ何か言える段階ではありません。2020年に欧州委員会が設定したCO2規制が実施されて、CO2排出量を走行キロあたり95グラム以下に抑えられなければ、多額の罰金を払う必要があります。でもまだ2020年には時間的余裕があるというのが私たちの見解です。

――――あたらしい時代がかりに来たとしても、MINIが守るべきコアバリューとはなんでしょうか。

操縦特性です。ゴーカートフィーリングと私たちが呼んでいる、きびきびと動くキャラクターです。MINIを導入して以来、私たちはこのDNAを守ってきました。かりにこのあと本格的にEV化が進んでも、独特のフィーリングはなくしません。それとスタイリング。この2つこそ、MINIをMINIたらしめているものだと考えています。