旅行の未来をデザインする|TECHNOLOGY
DESIGN / ARCHITECTURE
2015年11月6日

旅行の未来をデザインする|TECHNOLOGY

Technology|テクノロジー

絶景とリゾートのいいとこどりを実現する、贅沢な「カプセル」ホテル

旅行×テクノロジーが生みだすあたらしい体験

世界の反対側にある小さなホテルが発見できる、旅先の空気を体験できる謎のBOX、絶景をエアコンつきで楽しめる贅沢なカプセルホテル……テクノロジーから生まれる、あたらしい旅行体験をウェブメディア「Social Design News」から紹介する。

Text by OPENERS

1:スキーのジャンプ台につくられた絶景すぎるホテル

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こちらは、ノルウェイ・オスロのスキージャンプ台の上にある宿泊施設の写真(CGではなく、本物)。現在はあいにく満室だが、Airbnbの予約リストに登録すれば、そのうち泊まることができるかもしれない。

「Ski in, zip line out」というこの部屋ももちろんすてきだが、すばらしいとはいえ、たった一室しかない施設を日本にいる我われが知ることができるのは、世界中の宿泊施設を集めるAirbnbと、それを可能にしたインターネットという技術のおかげでもある。

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参考:スキーのジャンプ台の上に作られた宿泊施設から、地域が世界から注目を集める方法を考える
http://social-design-net.com/archives/21071

ほかにも、あたらしい旅行体験をデザインする試みが、世界各地でおこなわれている。
そのいくつかをご紹介しよう。

2:旅先の「空気」をひと足先に体験できる銀色のBOX

スウェーデンのアーランダ空港の一角。銀色に光るキューブでできたこの部屋の中身は、旅客機の目的地の「気候」そのものだ。

予想外に寒かったり、あるいは、想像通りの快適な天候だったりと、飛行機から降りた瞬間に感じるその土地の気候は、旅の楽しみのひとつだが、この箱「Climate Portal」は、その驚きを空港で楽しめるようにしてしまう、というもの。箱の中に入れば、砂漠の暑さ、大都市のラッシュの雰囲気、寒冷地の強烈な寒さを、気温や風、そして音と映像とともに感じることができる。

もちろん、設置場所は空港なので、おもっていたより寒い!とあわてても、コートを取りに帰るのは難しいかもしれないが、それはご愛嬌。

参考:空港に設置された行き先の「気候」を感じることができるボックス
http://social-design-net.com/archives/23768

3:絶景とリゾートのいいとこどりを実現する、贅沢な「カプセル」ホテル

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360度をうつくしい砂浜と水だけに囲まれたビーチに、あるいは、満天の星空を楽しみながら雲の上にそびえる山頂に、でも、リーゾト気分でゆったりと宿泊したい。

そんな贅沢な要望をかなえてくれるのが、スロバキアを拠点に活躍する建築家ユニット、Nice Architectsがつくり上げた「Ecocapsule」だ。太陽光発電と風力発電システムを搭載したオフグリット、つまりインフラを必要としないモバイルハウスである。

旅行の醍醐味のひとつである「絶景」を楽しめる環境は、多くの場合は都市部から距離があり、電気や水道などのインフラは整っていない。つまり、キャンプはできても、快適な部屋でリゾート気分を楽しむのは難しいのだが、このようなモバイルハウスがあれば、どんな場所にでも、現代的な宿泊環境を持ち運ぶことができる。2015年中には予約受付を開始し、2016年には出荷がはじめられるよう開発が進められているという。

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参考:モバイル型オフグリッドハウスから考える観光客向け宿泊施設の未来
http://social-design-net.com/archives/22852

4:ホテルの部屋では、次の旅のアイデアをVRで愉しむ

写真は、マリオットホテルが実験的におこなう「VRoom Service」のもの。VRoom = Virtual Room であり、ホテルの部屋で、滞在中の地域やつぎに行きたい場所についてのインスピレーションを提供する、という試みだ。

ホテルに観光スポットの情報をまとめた雑誌・冊子が置かれているように、VRヘッドセットが常備されるようになるのかもしれない。

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ルワンダのアイスクリーム屋台、北京の裏通りなど、現地でしか味わえない臨場感を鮮明に再現するため、特殊なカメラで各地の風景を記録している。

参考:ホテルにVRヘッドセット。行き先は、バーチャルリアリティで体験してから決める
http://social-design-net.com/archives/24733


協力:Social Design News
http://social-design-net.com/
参考にした各記事は、ウェブメディア「Social Design News」のもの。
本記事は、同サイトファウンダーの長沼博之氏の協力のもと、OPENERS編集部が編集・執筆している。

           
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