美食大陸オーストラリア、美食とワインをめぐる旅へ|ビクトリア州 メルボルン(1)|特集

特集|美食大陸オーストラリア、美食とワインをめぐる旅へ|ビクトリア州 メルボルン(1)

Restaurant Australia: Where Unique Food & Wine Experiences Await

特集|美食大陸オーストラリア、美食とワインをめぐる旅へ

Spin Off ビクトリア州 メルボルン(3)

めくるめく隠れグルメスポットが待ち受けるレーンウェイ&アーケード

カンピオン氏のフードツアーは原則、電車やトラム、徒歩でめぐる。それはまた、メルボルンの街を知る絶好の機会でもある。

メルボルン市内は碁盤の目のように正方形に広がり、そこに19世紀の開拓時代のクラシックな建物と近代的なハイライズが重なる。道路にはトラムが走り、これは市内中心部にかぎり無料。古さとあたらしさが共存するメルボルンの魅力は、歩いてこそ見えてくるようだ。そして、それぞれのメインストリートを密やかにつなぐのが路地(レーンウェイ)。ここにメルボルンの魅力が凝縮している。

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ランチタイム、あるいは金曜の夜などは大混雑。そのシズル感もまたレーンウェイでの醍醐味だ

ちょうどランチタイムにかかるときで、レーンウェイにひしめくカフェやテイクアウェイのサンドイッチや、パイのスタンドにも徐々に人だかりが。路面のオープンエアのテーブルには、ブランケットや暖房器が備わり、冬でも大盛況。路にあふれるシズル感が食欲を刺激し、メルボルンの躍動感を伝えてくる。

また、メルボルンのもうひとつの楽しみはアーケード。モザイクタイル、ステンドグラスの装飾などのエレガントな内装と、レーンウェイよりも高級感にあふれたブティックやカフェ、ショップなどがきらびやかに並んでいる。カンピオン氏お勧めのThe Block Arcadeは、120年以上の歴史をもつショッピングスポットとして有名な街のアイコン。うつくしいアーケードには、オーストラリアのネイティブハーブや岩塩をはじめ、世界中のスパイスを集めた専門店Gewürzhausや、ハイティーで有名な行列のできる店Hopetoun Tea Roomsがある。

ランチタイムということで我われも食事タイムに。本来ならばレーンウェイのカフェあたりを選ぶところだが、すでにそこでの食事は体験ずみの私のことを考えてカンピオン氏が選んでくれたのが、あたらしく誕生したショッピングセンターEmporium Melbourne内のフードコート。ここはエスニックなレストランが中心で、ヘルシー志向とのこと。

なかでもカンピオン氏のイチオシは、人気ベトナムレストランのPho Nom。ほかにはラーメンもあるが、寿司やジュースバーなど、たしかにヘルスコンシャスな店が多い。我われが選んだのは、クリスピーポークとグリルドレモンチキンの生春巻き。隣ではカップルが、音を立てず華麗にフォーを味わっている。メルボルンはベトナム人街もあるほどベトナム人が多く暮らす街で、クオリティの高いベトナム料理が味わえることで知られる。ここも気軽に楽しめるカジュアルな店構えだが、味はたしかであった。

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ハーブもフレッシュでクリスピーポークも香ばしい生春巻き。文句なしにおいしい

The Block Arcade(ザ・ブロック・アーケード)
http://theblock.com.au/

Gewürzhaus(ゲヴェルツハウス)
http://www.gewurzhaus.com.au/

Hopetoun Tea Rooms(ホープトウン・ティー・ルームス)
http://www.hopetountearooms.com.au/

Emporium Melbourne(エンポリウム・メルボルン)
http://www.emporiummelbourne.com.au/Articles/Gourmet-without-the-guilt/

Pho Nom(フォー・ノム)
http://www.phonom.com.au/

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TERADA Naoko

トラベルジャーナリスト 東京生まれ。日本とオーストラリア・シドニーの旅行会社勤務後、編集プロダクションを経てフ […]