ART|築50年の木造アパート全体がアート空間に! 『ハギエンナーレ2012』開催

ART|築50年の木造アパート全体がアート空間に! 『ハギエンナーレ2012』開催

LOUNGE ART

ART|築50年の木造アパート全体がアート空間に

萩荘の最後を飾る『ハギエンナーレ2012』

築約50年の歴史をもち、2004年からは芸術大学に通う学生の住居やアトリエとして親しまれてきた東京・谷中の木造アパート萩荘。この春、解体に向け閉鎖されることとなり、萩荘に縁のある作家らによって、アパートの空間全体を使った『ハギエンナーレ2012』が3月18日(日)まで開催されている。

Text by YANAKA Tomomi

期間中も変更や追加、解体しながら姿を変えていく展示

東京の下町・谷中にある築約50年の萩荘は、長いあいだ賃貸住宅として使われていたものの、近年では借り手のない家となっていた。しかし、2004年からは建築科の学生らのアトリエ兼シェアハウスとして生まれ変わり、積極的に改築されながら、学生らのニーズに合わせてその姿を変えていった。現在では1階に2部屋の個室と2部屋の作業室、風呂、トイレ、キッチンなどの共有部分、2階には4部屋の個室が並ぶ。長い歴史を刻んできた萩荘だが、この春、老朽化や区画整理により閉鎖が決定。それに合わせて、萩荘の最後を飾る『ハギエンナーレ2012』が企画された。

出品するのは、これまでの入居者や萩荘にまつわる十数名。各個室やその他のさまざまな場所で生活や作業をしていた作家たちがそれぞれの展示をおこない、彼らの多種多様な解釈がひとつの終着に向けて空間をつくり出し、萩荘の有終の美を飾る。また、3月17日(土)にはクロージングパーティも開催されるという。

会期中も作品の変更や追加、解体がおこなわれ、萩荘の姿は最後の日まで姿を変えつづけていく。長いあいだ、人びとの営みを支え、学生たちの創作に刺激を与えてきた萩荘に刻まれる一期一会のアートを楽しみたい。

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©大和田龍夫

『ハギエンナーレ2012』
期間│2月25日(土)~3月18日(日)※月曜定休
時間│11:00~18:00
会場│萩荘
東京都台東区谷中3-10-25

http://hagiennale.blogspot.com/