年間テーマ「SAHOU」から発想された最新コレクション|URU
FASHION / MEN
2015年10月23日

年間テーマ「SAHOU」から発想された最新コレクション|URU

TOKYOメンズブランド特集|URU

「ウル」2015-16年 秋冬コレクション

年間テーマ「SAHOU」から発想された最新コレクション

2011年秋冬シーズンより名称を現在の「URU(ウル)」に改めた同ブランド。シーズンテーマを設けず、年間を通してひとつのテーマからコレクションを展開している。デザイナーの漆山政春氏に、2015-16年 秋冬コレクションのテーマ/コンセプトなどについて聞いた。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

これまでとは逆の行程を踏んだコレクション

──2015-16年 秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?

今回はデザインを仕上げたあとに生地をはめるだけではなく、生地を決めてからデザインにとりかかるという、これまでとは逆の工程を踏みました。

また、生地についてもひとつの素材だけで仕上げるのではなく、アルパカやシルクなど、多種多様な素材を意図的に使用し、さまざまな混率の生地を作りました。いっぽう縫製では、その手順を変えなければいけないような複雑なパターンニングにも挑戦しています。

──今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは?

年間を通してあえておなじモデル起用し、年間のテーマの統一感をもたせました。

──スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の秋冬コレクションとのちがいは?

今回のテーマはSAHOUですが、ウルというブランドが存在する限り、毎回掲げる年間テーマはこれまでのテーマもふくめ、継続的に引き継がれています。

──今シーズンのキールック(コーディネート)は?

ウルを形成するうえですべてがキールックですが、あえてあげるとすればオーバーコートを使用したルックです。一見重量感のあるウールのオーバーコートを、裏地のない縫製で仕上げることにより、動きのある軽やかな雰囲気を表現しました。

URU|2015-16年秋冬コレクション

URU|2015-16年秋冬コレクション

URU|2015-16年秋冬コレクション

希少なジーロンラムを使用

──キーアイテムは?

キーアイテムは、先に説明したオーバーコートです。こだわった素材はジーロンラム(オーストラリア・ヴィクトリア州ジーロン市に生息する羊の生後6カ月の子羊から最初に梳き取った羊毛)です。

──「今シーズンの気分」を一言で表現してください。

今回のコレクションの気分というよりは、年間のテーマで展開しているので、そのテーマにも基づいた取り組みが“SAHOU”です。

──ブランド(デザイナー)のクリエイティビティを刺激するモノは何ですか?

日常です。

<主な取り扱い店>
乱痴気、amplamp、UNEVEN、GARDEN、ZUKEIF

問い合わせ先

STUDIO FABWORK

Tel. 03-6438-9575

           
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