“大人のファンタジー・バレエ” 新国立劇場バレエ団版「ホフマン物語」上演|THEATER

THEATER|大人のファンタジー・バレエ「ホフマン物語」上演

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THEATER|新国立劇場バレエ団、シーズンの幕開けはピーター・ダレルの代表作

大人のファンタジー・バレエ「ホフマン物語」上演

英国の偉大な振付家ピーター・ダレルのドラマティック・バレエが新国立劇場に初登場! オッフェンバック作曲の多様でうつくしい音楽と、新国立劇場バレエ団オリジナルの美術と衣裳に彩られた詩人ホフマンの恋物語が“共演”する、新国立劇場バレエ団版「ホフマン物語(Tales of Hoffmann)」が、新国立劇場 オペラパレスにて10月30日(金)からスタートする。

Text by KAJII Makoto(OPENERS)

英国バレエを代表する“男が主役”の物語

主人公ホフマンの恋愛遍歴を通じて、多彩で濃密な人間ドラマを描いたピーター・ダレルの代表作「ホフマン物語」。圧倒的に女性が主役のバレエ作品が多いなか、ホフマン物語は男性を主役に据え、タイトル・ロールにもなっているという異色の作品。さらに、ドラマ性の高さと多彩なスタイルのバレエシーンが同時に楽しめるのも魅力だ。

英国バレエの特徴である演劇的な要素の強い同作では、ホフマンとリンドルフ(悪の化身)をそれぞれひとりの男性ダンサーが演じる。プロローグでは初老の男性だったホフマンは、各幕で20代、30代、40代と順に年齢があがり、エピローグでは再び初老の男性に。リンドルフ(悪の化身)もホフマンと同様、全編を通じて登場し、幕が変わるごとに名前も立場も異なる悪に変身する。

新国立劇場バレエ団|ホフマン物語
新国立劇場バレエ団|ホフマン物語
新国立劇場バレエ団|ホフマン物語

そして、舞台上に彩りを添えるのは、ホフマンを魅了する女性たち。第1幕はオリンピア、2幕はアントニア、3幕はジュリエッタと、その相手は幕ごとに変わり、すべてプリンシパル級の女性が演じているので、3種類の踊りと設定を楽しめるのも大きな魅力だ。

3つの作品を見ている気持ちがするほど、それぞれの幕の個性が際立っているが、物語を全編通じて観ると、なにかに翻弄され、悲劇に終わるホフマンの人生の悲哀が浮かびあがってくる。また、随所に見られる、英国振付家ならではのウィットの利いた振付も楽しみたい。

本作は“ピーター・ダレルのミューズ”として、スコティッシュ・バレエで長年プリンシパル・ダンサーとして活躍。ダレルのもとで「ホフマン物語」の3人の女性、すべてを演じ踊った経験があり、彼の作品のすべてを知り尽くしている大原永子氏が芸術監督を務めていることも話題となっている。

「ホフマン物語(Tales of Hoffmann)」
日程|10月30日(金)〜11月1日(日)、3日(火・祝)
時間|10月30日(金)19:00、31日(土)13:00/18:00、11月1日(日)14:00、3日(火・祝)14:00
会場|新国立劇場 オペラパレス
料金|S:1万2960円、A:1万800円、B:7560円、C:4320円、D:3240円
芸術監督|大原永子
音楽|ジャック・オッフェンバック
振付|ピーター・ダレル
装置|川口直次
衣裳|前田文子
照明|沢田祐二
指揮|ポール・マーフィー
管弦楽|東京フィルハーモニー交響楽団
出演|新国立劇場バレエ団

問い合わせ先

新国立劇場ボックスオフィス

Tel. 03-5352-9999(10:00~18:00)

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