大型SUVで賑わう今年のフランクフルト|IAA 2015

大型SUVで賑わう今年のフランクフルト|IAA 2015

ジャガーのSUV「Fペース」のプレゼンをおこなう、デザインディレクターのイアン・カラム氏

CAR FEATURES

66th Frankfurt International Motor Show|第66回 フランクフルトモーターショー(IAA) 2015

大型SUVで賑わう今年のフランクフルト

世界的なSUVブームは今年も健在だ。今回のフランクフルトショーではフォルクスワーゲン、ジャガー、そしてベントレーまでもがニューモデルを披露。ハイブランドが送り出すSUVの魅力とは。現地から小川フミオ氏がお届けする。

Text by OGAWA Fumio

ジャガーならではのSUV

2015年のフランクフルト自動車ショーは、プラグインハイブリッドに代表されるエコカーがテーマだったとはいえ、SUVも大きな目玉だった。世界的な大型SUV人気というトレンドを追い風に、注目のモデルがいくつも発表された。

もっとも話題だった1台は、ジャガー「Fペース」だ。「意識したのはFタイプとの関連性」というデザインディレクターのイアン・カラム氏の言葉を裏付けるように、Cd値はわずか0.34のスリークな車体が美しかった。パフォーマンスクロスオーバーというメーカーの定義する、ジャガーならではのSUVなのだ。

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Jaguar F-PACE

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Jaguar F-PACE

ジャガーFペースのボディは全長4.7mを超えるいっぽう、全高は1.6mに抑えられている。低くてスポーティな印象だ。エンジンは当面、132kWの2リッター4気筒ディーゼル、280kWの3リッターV6ガソリン、221kWの3リッターV6ディーゼルの3本立ての模様で、フルタイム4WDシステムが組み合わせられる。内装もジャガー「XE」や新型「XF」に準じてスポーティで雰囲気たっぷり。レンジローバーをおなじグループに持ちながら、違う方向を目指して成功しているといえる。

「すべてのジャガーは200m先からでも目を惹かなくてはいけない。Fペースはこのクラスで他に追随するモデルがないほどの出来だと自負している。私たちデザイナーは、アルミニウムの軽量構造を持っていることを表現し、結果、エレガントで雰囲気あるスタイルを作りあげました」。前出のイアン・カラム氏の言葉である。

大きなショー会場で、ジャガーとはだいぶ距離が離れていたけれど、来場者の熱い興味という点でひけを取っていなかったのが、ベントレーだ。