アストンマーティン ニューモデルの名称「DB11」を正式発表|Aston Martin
CAR / NEWS
2015年9月28日

アストンマーティン ニューモデルの名称「DB11」を正式発表|Aston Martin

Aston Martin DB11|アストンマーティン DB11

アストンマーティンの新世代第1弾は「DB11」として2016年発表

アストンマーティン ニューモデルの名称「DB11」を正式発表

アストンマーティンは9月15日、創業から二世紀めに入ってから初のブランニューとなるモデルの名称を発表。“輝かしい未来の中心となるクルマ”新型「DB11」の詳細発表は2016年となる。

Text by SHIMADA Tomoyuki

輝かしい未来の中心となるクルマ

世界で最も著名なスパイにして英国を代表する伊達男、ジェームズ・ボンドの相棒は、半世紀以上も前からアストンマーティンと決まっている。先日、最新作『007 スペクター』の公開を記念して、世界150台の限定車「DB9GTボンド エディション」が発表されたのも既報のとおりだ。そして日本では12月公開予定の最新作のなかで、ボンドはアストンマーティンがこの映画のために10台のみ製作した「DB10」のステアリングを握っている。

だが、この「DB10」の存在が、同時にファンを戸惑わせたのも事実。「DB10」はあくまでも劇中車であり、モデルチェンジが囁かれているDB9の後継には、事実上はあたらない。それは半世紀以上続いた伝統的な「DB」の名称を打ち止めにして、次世代モデルはすべて「ヴァンキッシュ」や「ラピード」のような別の名称を持ってあらわれることの証ではないか? ――と。

Aston Martin DB10|アストンマーティン DB10

Aston Martin DB10

Aston Martin Vulcan|アストンマーティン ヴァルカン

Aston Martin Vulcan

この9月15日、疑問はあっさりと解決した。2016年発表予定のニューモデルの名称は「DB11」になる、と正式に発表されたのだ。アストンマーティンのDr.アンディ・パーマーCEOは、こう語っている。

「この名称はブランドの血統を色濃く反映する「DB」というアイコン スポーツカーを今後も継続して開発するという意思を表示するだけでなく、私たちの野心的なセカンド センチュリー プラン(第二世紀計画)が動きはじめていることを世界に示すものです。来年、私たちはすべてのモデルラインナップにくわえて、企業規模および世界的なネットワークの変革に取り組みます。新型「DB11」は、その輝かしい未来の中心となるクルマです」

次世代モデルのスタイリングのヒントが、ボンドのための「DB10」や3月発表のスペシャルモデル、「ヴァルカン」のなかにあることは公表されている。「DB11」の詳細についてはまだなにも伝わってこないが、来年の発表がすでに楽しみでしかたがない。

           
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