マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ試乗 インカームービーを追加!|MASERATI

マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ試乗 インカームービーを追加!|MASERATI

CAR

MASERATI GRANTURISMO MC STRADALE|
マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ

もっともスパルタンな公道用GTに試乗

マセラティ市販車史上最速の時速300km/hオーバーを記録。カーボンセラミックブレーキの採用、軽量化が図られたホイールなどの恩恵により、ベースモデル「グラントゥーリズモ S」より110kgもダイエットした「グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」。清水久美子によるインプレッションに先立ち、まずはモータージャーナリスト 渡辺敏史氏による試乗インプレッションをお送りする。

文=渡辺敏史
写真=荒川正幸

レースで培った技術と発想を色濃く反映させた、ロードゴーイングGT

マセラティで思い浮かぶキーワードは洒脱とか伊達とか、そういったところだろうか。いずれにせよ、表立ってアツさを全力発信しているというよりは、そこに一枚ヴェールを被せたような品性を大事にしている、という印象だ。

マセラティは60年代以降、スポーティかつラグジュアリーな市販車の開発に邁進してきたわけだが、それ以前の成り立ちは完全にレースフィールドにあった。とくに50年代のF1での活躍は、彼らの名声を世界的なものとした。さらに遡れば、もっとも美しいレーシングシャシーと言われるバードケージや、自動車史に残るV16スーパーチャージャーといった、圧倒的な技術力とユニークな発想とを融合させたエンジニアリングを展開しつづけてきた。

片や品格と華美とが程よく同居したラグジュアリーGT。片や純然たる速さのために技術を投じたレーシングスポーツ。マセラティとしては、このイメージは適度な距離を保ちながら同居すべきものと考えられているのだろう。そんな背景もあって、彼らのクーペラインであるグラントゥーリズモは、FIAの規定するGT4カテゴリーに準拠したサーキット専用車両も並行して開発され、昨今注目を集めるFIA-GT選手権や、マセラティの主催するワンメイクレースへの参戦を希望するカスタマーに向けて供給されている。

その車輌「MC トロフェオ」のイメージとノウハウを色濃く受け継ぐモデルとして開発されたのが「MCストラダーレ」だ。

もっともスパルタンな公道用GT マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレに試乗|MASERATI|02

グラントゥーリズモ MC トロフェオ

この試乗記を書いて頂いた渡辺敏史氏によるインカーリポートムービーとドライバーの視点から撮った映像を追加!