日本ではじめてのライブ・オークション！

日本では初開催となる「アッカー・メラル・ファインワイン・オークション」。「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ ロマネ・コンティ 2005」が4本で40万香港ドル（796万8000円）、「シャトー・ペトリュス 1982」が12本で34万ドル（677万2800円）と、高級ワインオークションの名に恥じない高級ワインのラインナップもさることながら、アッカー・メラル・ワインズ・ジャパン代表のアーネスト・シンガー氏によると「オークションの中心は、1ケース（12本）80万円ほどの価格帯」だという。

アッカー・メラル＆コンディットは、ニューヨークに本拠地を置くアメリカ最古のワインショップ。現CEOジョン・ケイポンの代になって、ワインオークションに注力。香港でワイン税が撤廃された2008年からは香港にも軸足を置き、ニューヨークと香港で毎月オークションを開催している。

ワインオークションの歴史は古く、古代ローマまでさかのぼる。当時は樽で運搬されるワインをオークションで販売していたが、17世紀にコルクでガラス瓶に詰めるのが一般化したことで、熟成したワインの取引がスタート。最初に飛びついたのはイギリスの貴族やブルジョワたちだった。1960～70年代には、イギリスのオークション会社がワイン部門を設置。80年代にアメリカで高級ワインがブームになってからは、ニューヨークとロサンゼルスがオークションの中心になっていったという。

ワインオークションに出品されるワインは、いずれも歴史的に評価が定まっているワイン。ボルドーやブルゴーニュの第1級をはじめとする格付けシャトーに、一流のシャンパーニュ・メゾン、テイラー、フォンセカといった有名生産者のポートやローヌなど。個人の所有品や相続品、廃業したレストランの在庫などが主で、買い手もワインコレクターが多く、投資目的で購入するひとも多いそうだ。

オークションにはオンラインでも参加できるが「ライブ・オークションの華やかさにかなうものはありません」とアーネスト・シンガー氏。「出品されているワインのいくつかをサロンで楽しみながら、入札をお楽しみください」と呼びかける。

アッカー・メラル・ファインワイン・オークション
日程｜9月19日（土）
時間｜10：00～18：00
会場｜グランドハイアット東京「コリアンダー」ルーム
出品ワイン（予定）｜（ブルゴーニュ）アルマン・ルソー19ヴィンテージ、ロマネ・コンティ18ヴィンテージ、ラ・ターシュ20ヴィンテージ、DRCのオリジナル木箱入りアソートメント7ケース、1949年にさかのぼるルロワの20以上のロット、ジャイエの11ボトリング、ジャック・フレデリック・ミュニエのミュジニー7ヴィンテージ、ラ・ロマネ7ヴィンテージ、コシュ・デリのコルトン・シャルルマーニュ9ヴィンテージ、ルフレーヴのモンラッシェ3本、DRCモンラッシェの8ヴィンテージほか（ボルドー）ル・パン6ヴィンテージ、ペトリュス20ヴィンテージ、ラトゥール21ヴィンテージ、ラフィット・ロートシルト15ヴィンテージほか
https://www.ackerwines.com/UpcomingAuctions

＜オークションへの参加方法＞
1. 事前登録をすませ、パドル（オークションで競る場合に必要な番号を記載した札）を受け取る。
2. メイン会場の香港とつないだモニター画面を見ながら、東京のオークショネアの進行にもとづいて入札する。
3. 画面に現在の入札価格が表示され、落札したい場合は、それより高い価格にたいしてパドルを挙げる。