ゼニアが仕立てたマセラティのためのシルクシート|Maserati

ゼニアが仕立てたマセラティのためのシルクシート|Maserati

CAR FEATURES

Maserati Quattroporte|マセラティ クアトロポルテ

Maserati Ghibli|マセラティ ギブリ

ゼニアが仕立てたマセラティのためのシルクシート (2)

ヘリンボーン模様のシルク地

マセラティとゼニア社が共同開発したシルクシートが用意されるのは、ギブリとクアトロポルテという、2台の高級セダンである。現在、この2台には、通常のレザーと、その上にポルトロナフラウ社のソフトなタッチのレザーが用意されている。シルクシートはその上に位置するオプションになるという。

302kWの3リッターV6を、4.9メートルの車体に搭載したギブリ Sは、1,000万円を超える価格にふさわしく、余裕あるサイズと高級感あるインテリアを特徴とする。シルクシートは、レザーと組み合わされ、前席と後席に備わる。レザーは3色用意されていて、シルクはバックレストと座面の中央部に使われ、こちらはダークのみ。

Maserati Ghibli

Maserati Ghibli

マセラティが限定発売して人気を呼んだマセラティ クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド・エディションでは、手触りのよい専用ファブリックがレザーと組み合わされていたが、その時のファブリックがシルクに置き換わったとイメージしてほしい。

シルク地は「服地とおなじではいけない」とゼニアCEOが言うように、ネクタイやスカーフのなめらかなシルクとはちがう。もっと硬くて、繊維のかんじがある。シルクの中央部分が縦方向にヘリンボーン模様となっているのは「強度を保つため。ヘリンボーンは通常の3倍の密度で織るので耐久性が高いのです」とゼニアCEOが説明してくれた。

Maserati Ghibli

Maserati Ghibli

ギブリ Sは、静止から100km/hまで5秒しかかからない、スポーツカーなみの加速性能を有する。快適で安逸な雰囲気が室内にはあるけれど、そのじつ速い。ちょっと昔の表現を使うと、羊の皮を被った狼である。高速道路では周囲のクルマが停止しているような速度で疾走できるし、カーブが連続する山道では、ひらりひらりと気持ちよく曲がれる。それゆえ、ベストな場所は後席でなく運転席だと知れる。

ちなみに、全長でギブリより約30cmも長いクアトロポルテでも、ドライビングを楽しむ人のためのクルマという個性は共通している。ギブリ Sのスポーティなキャラクターを堪能するために、シルクシートはぴったり合ったのである。