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永富千晴×ブライアン・ケラー博士 特別対談

革新的なサイエンスコスメができるまで(1)

このたび本格的に日本上陸を果たしたビーグレン。開発者であるアメリカ人科学者、ブライアン・ケラー博士は、独自の浸透テクノロジーによる確かなアプローチでさまざまな肌悩みをケアするという。その誕生までのストーリーと製品のこだわりについて、美容ジャーナリストの永富千晴さんが聞いた。

Text by Reona OtsuPhotographed by Kobayashi Takashi(ITARU Studio)Hair & Makeup by Chiaki Niimi

ビーグレンの生みの親は、DDSの第一人者

永富千晴(以下、永富) まず、ケラー博士の専門分野を教えていただけますか。

ブライアン・ケラー博士(以下、ケラー博士) 医療分野におけるドラッグデリバリーシステム(以下DDS)の研究が専門です。DDSとは、目標とする患部に薬を効果的に集中的に届ける医療技術のこと。この技術により、必要な部分に必要な量の有効成分を届けることが可能になり、薬の治療効果が格段に高まったのです。私はこのDDSを初めて経皮麻酔に応用しました。元々は皮膚からは浸透しにくかった麻酔薬の浸透が向上し、麻酔効果が早く、長時間、しかもよく効くようになったのです。

永富 それはすごいことですね。経皮麻酔の薬もここ数年で違和感が減ったり、早く麻痺したりと大変進化していてありがたいです。ところで博士はなぜ、DDSをスキンケアに活かそうと思ったのでしょう?

ケラー博士 元々化粧品が研究対象ではなかった私が、自ら開発した浸透テクノロジー「QuSome®(キューソーム)」を化粧品に応用しようと思いついたのはまったくの偶然からでした。あるとき妻がシワを気にして朝晩、長時間鏡に向かっている姿を発見し、使っている化粧品の成分を確認してみました。すると、確かに肌に効果があるとされる成分が多数使われていましたが、よい成分であるのに肝心な場所まで届いていないことが容易に予測できました。なぜなら、皮脂で覆われた人の肌にはバリア機能があって簡単にはどんな成分も浸透しないのです。そこで、自分が研究する医療用に開発した浸透テクノロジーを使い、ビタミンCを配合した美容液を作ってみました。その結果、2日もしないうちに彼女の肌に効果が表れました。そのときの美容液が、ビーグレン「Cセラム」の原型です。

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永富 ビーグレンは、奥様のために博士自らが作られた試作品がオリジン(起源)なのですね。

ケラー博士 そうです。「Cセラム」の処方は基本的に現在まで大きく変わっていません。それ以降、浸透テクノロジー「QuSome®」を使ったローションやクリームを次々に作りました。それが、個々の肌悩みに適したソリューションを提案する高機能サイエンスコスメ、ビーグレンの誕生につながったのです。

「QuSome®(キューソーム) 」が叶える、“標的を見据えた”スマート・スキンケア

永富 ビーグレン製品に搭載されている浸透テクノロジー「QuSome®」について教えてください。

ケラー博士 「QuSome®」とは、長年にわたる医療研究成果を応用して、スキンケアの有用成分を超微小カプセルに包み込むことによって安定化させ、角層の奥まで浸透させることを可能にしたテクノロジーです。「QuSome®」を製品に採用することで得られるメリットは3つです。ひとつは成分の浸透促進、2つ目が多様な美肌効果の発揮、3つ目が肌への負担の軽減です。従来のスキンケアとは異なり、肌に与えるものが多ければよいというのではありません。少量の必要なものをムダなく確実に届ける“Less is More”の考えに基づいた独自の浸透テクノロジー、それが「QuSome®」なのです。

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永富 肌にいいとされる成分であっても、無節操に大量使用すれば肌への負担になるリスクもありますよね。必要なものを確実に全体ではなく、部分的に必要なところへだけ届けるというロジックがわかりやすい。“少なくて、より効果がある”という考え方は現代的でスマートに感じます。

ケラー博士 ありがとうございます。肌トラブルやその原因箇所という“標的”に対してピンポイントでアプローチする。しかも、標的以外の場所に悪影響を及ぼさないで。それが、「QuSome®」の最大の特徴であり、差別化のポイントなのです。「QuSome®」は肌の必要箇所にだけスムーズに入って留まり、“アンカー”のように作用します。

永富 ビーグレンが目指すお肌はどのような肌ですか?

ケラー博士 ビーグレンではトラブルのないヘルシーな肌という理想へ導くべく、シミ・くすみ、ニキビ、シワ・エイジング、毛穴の悩み、目元の悩みといった特定の肌トラブルにフォーカスしたスキンケアプログラムを展開しています。肌に効果をもたらす成分を過不足なくしっかり届けることで、個々の肌悩みを解決し、内側から輝く健やかな肌を目指したいと思います。

Page.02 再度高まるビタミンCへの注目度

ABOUT
NAGATOMI Chiharu

美容ジャーナリスト。会員制ビューティコミュニティ「club.C」主宰。雑誌での連載執筆のほか広告媒体の企画編集やアドバイザー、トークショーなど多方面で活躍中。