Munemi|Munemi meet Rajaa Chbani - Part 3「Eat healthy, live well, be beautiful inside out.」
LOUNGE / EAT
2015年5月28日

Munemi|Munemi meet Rajaa Chbani - Part 3「Eat healthy, live well, be beautiful inside out.」

リビングフードとは、すべての自然な状態のフルーツ、種、シーフード、野菜

Munemi meets Rajaa Chbani - Part 3
Eat healthy, live well, be beautiful inside out.

モロッコでRajaa Chbaniさんに教わるレシピの第3回目。パート1パート2では、ジュースとサラダのレシピを教えていただきましたが、今回はベジタリアンとローフードについてお話をうかがいました。

Interview&Text by Munemi

リビングフードは、からだに必要な成分の一番質がよくて豊富な源!

ムネミ ご自身もベジタリアンですが、栄養士としてローフードの教室をなさってますね。ベジタリアン、ローフードを推奨する理由はなんですか?

ラジャ 以下のようにいろいろ理由はありますが、まず煮炊きされた食事は酸性食品という点です。

プロテインの誤解 - お肉と乳製品
① 加熱調理は、からだと脳の働きに必要なアミノ酸を破壊します。
② カゼイン、牛乳にふくまれる乳タンパク質の摂取は、タバコが肺がんを引き起こすより高い確率で発がん性との関連があります。
③ お肉は体内を酸性化して脂肪を残します。

ビタミン
① ビタミンは細胞の成分で、からだそのものといえます。
② ビタミンは42度以上の調理温度で破壊されるか変性して失活してしまいます。
③ ビタミンが細胞に取り込まれるには、酸素とエンザイムが必要です。エンザイムも42度以上の加熱で破壊されてしまいます。

ミネラルと微量金属
① 細胞間での情報交換に必要な電気刺激をミネラルと微量金属は促します。

リビングフードは、これらのからだに必要な成分の一番質がよくて豊富な源です。海藻、淡水藻そして緑の濃い野菜はミネラルと微量金属が一番高いです。

Munemi|Rajaa Chbani 02

Munemi|Rajaa Chbani 03

以下の食品を生で純粋なかたちで食べてみてください

昆布、Dulce (紅藻)、あらめ、ひじき、淡水藻

酸素
食べものにふくまれる酸素は、栄養の吸収とヘモグロビンの増殖に欠かせません。酸素は私たちにとってもっとも重要な要素で、これなしには7分以上生きられません。

① 酸素はメタボリズムを整えます。
② 酸素は赤血球のなかでヘモグロビンを刺激します。
③ 酸素はすべての栄養素の摂取の重要なファクターです。

フィトケミカル
生の植物に自然に存在する生化学物質。これらのフィトケミカルは、からだを病気から守るために自然界によってユニークにデザインされています。

さまざまな生野菜やフルーツ、新芽類がたくさんの病気に対して有効です。ブロッコリーの芽にふくまれるサルフェートは、がん細胞を壊すことに高い効果があります。一番高いフィトケミカルがふくまれる食品として以下のような食品がとくによいです。

Munemi|Rajaa Chbani 04

<フィトケミカルが多く含まれる食品>

ウィートグラス
スペルトグラス
カムット
バーリーグラス
ミレット
アマランス
バックウィート

ムネミ リビングフードというのは具体的にどういったことですか?

ラジャ リビングフードとは、すべての自然な状態のフルーツ、種、シーフード、野菜(加工や精製、または加熱されていないもの)。これらの食べものは栄養の波動も高いです。

ムネミ 最後に、ベジタリアンの食事では十分なプロテインが摂取できないのではと心配するひとたちもいます。どのような食品がプロテインを多くふくんでいるのでしょうか。

ラジャ 新芽類や胚芽はクオリティーの高いプロテインをたくさんふくんでいます。コンプリートプロテイン(必須アミノ酸をふくんだ食べもの)は、下記のような“簡単に支度のできる”消化のしやすくて栄養に富んだ食品に豊富に含まれています。

<コンプリートプロテインを多く含む食品>

ヒマワリの種と新芽
ごま
緑豆とその新芽
麻の種

ウィートグラスジュース

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<インタビューを終わっての感想>
シーフードは食べますが、お肉は控えてベジタリアンで過ごすことが多くなった私ですが、今回もお話をうかがってローフード(ジュースもふくめて)自分のダイエットに今後も積極的に取り入れていきたいなと思いました。
医食同源という言葉が日本にはありますが、今回のラジャのお話でさらに実感させていただきました。今度またモロッコに行くときは、ぜひ彼女のローフードワークショップにも行ってみたいです。
Merci beaucoup, Rajaa!

Rajaa Chbani
モロッコ マラケシュ出身、在住。Doctor of Chemistry(化学博士号)を 1980年にUniversity Paul Sabatier in Toulouse, Franceにて取得。83年にモロッコのマラケシュにファーマシーとラボを設立。 引きつづき Nutritionist dietician homeopathy の学位をフランスの同大学にて取得(86年)。99年にインドでアーユルベーダ式ダイエット、2001年にスイスでマクロビオティックを学ぶ。05年 Phyto- aromatherapist の資格をフランスで取得、つづけて2006年に Hippocrates Health Institute in Florida (USA) にてさらにRaw living foodを極める。
96年よりフランス、インド、モロッコを中心に、ホメオパシー医学、アロマセラピー、健康、エコクッキング、クリエイティブ・ローフードの各国でのワークショップ、会議に積極的に参加。 97年よりMarrakech Homeopathic Association’sのプレジデントを務め、 99年にはMaghrebio Association (オーガニック農業とオーガニックフード)を設立。
アロマセラピーのワークショップのほかに、毎週、ローフードのワークショップもマラケシュで開催。

Raw food workshop contact|rajaa.racinesdevie8@gmail.com
Pharmacy|Pharmacie L’Unite
Avenue Hassan II – 40 000 Marrakech, Morocco
Tel. +212(0)24 44 85 54
Email|unitepha@gmail.com

           
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