特集|総括バーゼルワールド スマートウォッチのトレンドを検証|GUCCI Timepieces
LOUNGE / MUSIC
2015年7月27日

特集|総括バーゼルワールド スマートウォッチのトレンドを検証|GUCCI Timepieces

GUCCI|グッチ

あらたな腕時計のジャンルが誕生

特集|バーゼルワールド2015にみる
スマートウォッチのトレンドを検証 グッチ編(1)

3月に開催された世界最大の高級時計展示会「バーゼルワールド2015」で、あらたなトレンド、隠れた主役となったスマートウォッチ。その中身を検証する特集記事。第4弾は「ファッションとテクノロジーの融合」という、もっとも革新的なコンセプトを掲げるグッチにフォーカスしていきます。

Photographs & Text by SHIBUYA Yasuhito

ファッションアイテムとしてのウェアラブルデバイス

3月19日午前11時過ぎ、「バーゼルワールド2015」のグッチのブース前に設置された特設ステージには、カリスマ的な人気をもつひとりの世界的なミュージシャンの姿があった。ウィル・アイ・アム氏。ラッパーであると同時に、ITベンチャー企業「i.am+(アイ・アム プラス)」の創始者でもある彼の隣にいたのは、グッチのプレジデント & CEOに就任し、ファッション界で注目のマルコ・ビッザーリ氏と、前タグ・ホイヤーCEOでグッチ タイムピーシズ & ジュエリーのプレジデント & CEOに就任したばかりのステファン・ランダー氏。

300_2

急遽決定し、グループのトップも出席したこの記者会見でステファン・ランダー氏は、「i.am+」とウィル・アイ・アム氏とのコラボレーションの目的を「最先端のあらゆる機能を搭載し、ファッションアイテムとしても通用するウェアラブルデバイスの展開」であると説明した。

ウィル氏は「私たちが開発するウェアラブルデバイスは「i.am+」のファッションとテクノロジーを融合させる“ファッショノロジー”というコンセプトを体現するもの。非連携型ウェアラブルというビジョンのもと、ファッショナブルでありながら、技術的にも最先端のデバイスを生み出していきたい」と発言した。ここまでファッション性を開発テーマに掲げたスマートウォッチは、1980年代のスマートウォッチ創生期からこれまでなかったはず。おそらく史上はじめてのことだろう。

これまでのスマートウォッチを振り返ってみれば、生活を一変させるような「便利な機能」ばかりが注目されがちだった。しかし、グッチは、身につけたくなる機能性にくわえてファッション性が必要だと考えたのだ。

先進的でスマートな技術力とともにファッション性をメインテーマに掲げたグッチのあらたな挑戦は、超一流のファッションメゾンのセンスで、誰もがまだ超えていないこの「壁」を軽々と乗り越えて、同社のデジタルウォッチ、「i-グッチ コレクション」が男女を問わず憧れのファッションアイテムになるに違いない。

Page.02非連携型=腕時計型スマートフォンへ

GUCCI|グッチ

あらたな腕時計のジャンルが誕生

特集|バーゼルワールド2015にみる
スマートウォッチのトレンドを検証 グッチ編(2)

非連携型=腕時計型スマートフォンへ

誰もが憧れる「ファッションアイテムとしての魅力」を追求するほかにも、グッチ タイムピーシズのスマートウォッチが搭載する予定の機能には、基本的なコンセプトで他のスマートウォッチとまったく違う点がある。

それは「非連携型」であること。スマートフォンと連携しないで、スマートウォッチ単独で多彩な機能をすべて使えるという点だ。公式のプレスリリースによれば、搭載される機能は、音声通話発着信(電話)、テキストメッセージやEメールの送受信、音楽再生機能、地図検索機能、カレンダー機能、フィットネス機能、音声入力による高度なパーソナルアシスタント機能が予定されている。つまり、通信用のSIM(UIM)カードをウォッチ本体に内蔵した、腕時計型のスマートフォンを目指しているのだ。

04

05

実はこの非連携型スマートウォッチ(=腕時計型スマートフォン)は現時点ではスマートウォッチのメインストリームではない。記者会見でウィル・アイ・アム氏が着用し、i.am+社がネット上(http://will.i.am)で公開している「i.am/PULS(PULSスマートバント)」も、プロモーションビデオでこのコンセプトをアピールしている。

ファッションアイテムとしてかんがえれば、スマートフォンと連携するスタイルより、単独ですべての機能が使えるほうがスマートだ。ただ、サイズがスマートフォンよりも小さいディスプレイなど、物理的な制約のなかで、多機能とスタイルをどう高いレベルでまとめるか。ファッションメゾンのセンスをいかしたあたらしいスタイルや提案も期待できそうで、この点からもどんな商品が誕生するか、注目していきたい。

問い合わせ先

ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン

Tel. 03-5766-2030

http://www.gucciwatches.com

           
Photo Gallery