特集|総括バーゼルワールド スマートウォッチのトレンドを検証|TAG HEUER

TAG HEUER|特集|総括バーゼルワールド スマートウォッチのトレンドを検証 タグ・ホイヤー編

特集 総括バーゼルワールド スマートウォッチのトレンドを検証

TAG HEUER|タグ・ホイヤー

あらたな腕時計のジャンルが誕生

特集|バーゼルワールド2015にみる
スマートウォッチのトレンドを検証 タグ・ホイヤー編(1)

3月に開催された世界最大の高級時計展示会「バーゼルワールド2015」の新潮流として、隠れた主役となったスマートウォッチ。それらのモデルを検証していきます。第2弾はアップル ウォッチの対抗馬の本命としてもっとも注目を集めた腕時計ブランド「タグ・ホイヤー」が発表したあらたなプロジェクトを検証していきます。

Photographs & Text by SHIBUYA Yasuhito

最強のパートナーシップでアップルに挑む

3月20日、前日にバーゼルワールドでおこなわれた「タグ・ホイヤー」の記者会見が、ロイターをはじめ世界中の経済紙やIT系のニュースサイトを賑わせた。これは極めて異例なことだ。ただ、その記者会見の参加者とその内容、ニュースバリューを考えれば、それは当然のことだった。

世界的な知名度と人気を誇るウォッチブランド「タグ・ホイヤー」が、IT業界の2大トップ企業のグーグル、インテルをパートナーにスマートウォッチを開発するという内容だった。

まず注目したいのはグーグルとのパートナーシップだ。グーグルはネットサービスの世界で圧倒的な存在だが、実はスマートウォッチの“母艦”となるスマートフォンの世界でも、グーグルは他の追随を許さないNo.1企業である。世界で販売されているスマートフォンのうち、なんとその8割以上がグーグルのOS(基本ソフト)である、アンドロイド(Android)を搭載。さらに現行スマートウォッチのほとんどが、その基本ソフトとしてアンドロイドの携帯情報機器バージョン、アンドロイド・ウエア(Android Wear)を搭載している。

TAG HEUER|タグ・ホイヤー

パソコンと同様に、携帯電話もハードウエアとソフトウエアで構成されている。そしてソフトウエアであるOSこそ、機器の使いやすさや信頼性、ユーザーが体感する魅力を決定するものなのだ。

スイス、バーゼルワールドの会場でおこなわれた「タグ・ホイヤー」の記者会見は、このスマートフォンOSの最強企業が、スマートウォッチ用OSの開発にも自ら本気で取り組むことを意味する。
この状況を見てグーグル以外のソフトウエア開発メーカーもアンドロイド・ウエアを使ったスマートウォッチ用アプリケーションの開発に本腰を入れてゆくだろう。

だから、「タグ・ホイヤー」のスマートウォッチは、OSやアプリケーションの点でも、従来のアンドロイド・ウエア搭載のスマートウォッチから大きく進化したモデルになることは間違いない。
つまりソフトウエアの点でも、アップル ウォッチの真のライバルが登場したのである。

そして、タグ・ホイヤーのスマートウォッチが、これまでにない画期的なものになる理由はこれだけではない。

ハードウエアの点でも画期的なチップが登場する!?