Jaguar C-X16|最小のハイブリッドスポーツが誕生!
CAR / NEWS
2015年3月4日

Jaguar C-X16|最小のハイブリッドスポーツが誕生!

JAGUAR C-X16│ジャガー C-X16

ジャガー史上最小のハイブリッドスポーツがフランクフルトに登場

ジャガー・ランドローバーは、9月13日(火)に開幕するフランクフルトモーターショーに出展されるコンセプトカー「C-X16」の詳細を発表した。

文=谷中朋美

ジャガーの将来を示唆するコンパクトサイズの2シーター

レンダリングスケッチのみが発表されていた「C-X16」。明らかになった姿は、ハイブリッドスポーツカーといううれしいおどろきを与えてくれるものだった。

「C-X16」は全長4,445×全幅2,048×全高1,297mmで、歴代ジャガーのなかでも1954年まで生産された「XK120」(ボディサイズ全長4,270×全幅1,550×全高1,270mm)につぐと謳われるコンパクトな2シータースポーツカー。ジャガーのスポーツカーの将来を示唆する1台として、市販化も視野に入れられているという。

パワートレインには、280kW(380ps)の最高出力と、450Nmの最大トルクを発生させるスーパーチャージャーつき3.0リッターV6エンジンを搭載。ステアリングホイールに設置された「Push to Pass」ボタンで制御されるハイブリッドシステムにより、70kWのパワーと235Nmのトルクを追加発生することを可能にした。

シャシーには軽量なアルミニウムを採用し、8段ATと一体化された1.6kWhのバッテリーをシートのうしろに設置することで、50対50の理想的な重量配分を実現。0-100km/hを4.4秒で駆け抜け、最高速度は約300km/hに達するという。また、モーターのみでの走行も可能で、そのさいの最高速度は80km/hとなる。CO2排出量は165g/kmという高い環境性能も実現している。

エクステリアは、「XJ」「XF」「XK」のデザインを手がけたデザインディレクターのイアン・カラム氏が担当。フードにラインの入ったクラムシェルデザインの筋肉質なボディで、近年のジャガーに見られる近未来的な美しさが備えられた。

イアン・カラム氏が「将来のジャガー性能を象徴するもの」とコメントする「C-X16」。モーターショーでの実車の初披露はもちろん、市販化が楽しみな1台だ。

           
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