LITAMUSCA|遊び心をカタチにした、あたらしいジュエリーの提案 デザイナー 染谷裕介インタビュー

LITAMUSCA|遊び心をカタチにした、あたらしいジュエリーの提案 デザイナー 染谷裕介インタビュー

連載|オウプナーズ的バイヤーズガイド

LITAMUSCA|リタムスカ

デザイナー 染谷裕介氏インタビュー

遊び心をカタチにした、あたらしいジュエリーの提案

“charmingでsexy”であること、そして、身に着けたひとにとって刺激的な“スパイス”になるもの―― LITAMUSCA(リタムスカ)は、ゴールドを中心にさまざまな素材をもちいて、自由で遊び心のあるセンスをカタチにするジュエリーブランド。デザイナー 染谷裕介氏手がけるアイテムの数々は、無垢な美しさをもつシンプルなリングから、ユニークなモチーフをかたどったペンダントトップなど、デザインはさまざま。しかし、どれもぬくもりを感じる、優しい表情をしているのが特徴だ。その魅力に迫るべく、染谷氏にブランドについて、また、モノづくりに対する想いについて聞いた。

文=OPENERS写真=高田みづほ撮影協力=anglasad

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遊びのあるものを、真剣に作りたいんです

――造語だというブランド名「LITAMUSCA」には、どんな意味が?

ブランド自体“好きなことをしよう”をコンセプトにスタートしているものですから、ブランド名もそういった意味をもつものにしたかった。辞書を引いてみたり、いろいろ言葉を探してみたのですが、どうもいいものが見つからなくて。それで悩んだ挙句、僕の好きなことをしながら考えようと思い、まず音楽をかけて、お酒を飲みながら、好きな言葉や響きのいい言葉をひたすらノートに書いていったんです。そのひとつひとつの単語から文字を拾って組み合わせて、一番響きが心地よいものをブランド名にしようと。それが“LITAMUSCA(リタムスカ)”だった。好きなことがちゃんとカタチになっているでしょう(笑)?

LITAMUSCA|リタムスカ デザイナー 染谷裕介氏

デザイナー 染谷裕介氏

――調金の技術をイタリアで学ばれたとか?

以前勤めていたアクセサリーの会社では、デザインから制作までひととおりやらせてもらっていて、そこである程度の技術を身につけてからイタリアのフィレンツェへ。アクセサリーではなく、ジュエリーを作る職人の技が見たかったんです。デザインは勉強するものではない、という持論があるので、イタリアでは技術だけをひたすら学んでいきました。フィレンツェは職人の街として革や生地では有名ですが、じつはジュエリーの職人も多くて、ポンテベッキオの橋の上にはずらりと宝飾店が並んでいるんです。僕はフィレンツェにいるあいだ、現役の職人さんに師事を仰ぎ、2006年に帰国してブランドを立ち上げました。

PAISLEY PIERCE

PARTY RING

SHINE NECKLACE

遊び心のあるデザインを、上質な素材を使って真剣に作りたい。ゴールドを作ったジュエリーというと、女性ものだとエレガントすぎるとか、男性ものだと大ぶりでゴツいというか、ある程度イメージが固まっているように思うんです。そうではなく、もっと遊びのあるデザインを、上質な素材でカタチにしたらおもしろいんじゃないかなって思ったんです。

気持ちのいいときにアイディアは生まれます

――デザインのイメージソースは?

自分が好きなもの、心地のよいカタチをとにかく描いていくんです。その中で煮詰めていきます。対象を前にしてスケッチすることもありますが、一生懸命スケッチするというより、ラクガキみたいな感じ。音楽を聴いていたり、お酒を飲んでいたり、気持ちのいいときにアイディアは生まれます。音楽は本当に好きで、作業中もつねに聴いてますね。仕上げは基本的にすべて手で仕上げています。なるべく手のぬくもりが感じられるようにしたい。

僕の性格がおおざっぱだから、ということもあるのかもしれませんが、あまりキチっとしたひとやモノよりも、どこかヌケてる、なんかおかしいなぁ、という方が魅力を感じるんです。だから僕もそういうものを作っていきたいなと思っています。おおざっぱと言っても、もちろん商品は一生懸命ちゃんと作ってますよ(笑)!?

――ツバメや猫など、愛らしいモチーフがかたどられていますが、「LITAMUSCA」はウィメンズブランドですか?

いえ、ユニセックスです。男性にも女性にもつけてほしいので、そこはこだわってません。たとえば強面のおじさんが、このネコのリングのようなかわいいアイテムをしていたら、おもしろいじゃないですか(笑)。スキがある、というか、親しみが湧くというか。

小さな笑顔をいっぱい作っていきたい

――リタムスカは着けるひとにとって、どんな存在でありたいですか?

洋服のように気分で変える楽しみ方もあるし、おばあちゃんから譲り受けたものをお守り代わりにいつも着けるとか、ジュエリーの楽しみ方や意味ってひとそれぞれだと思うんです。
たとえば普段は着けてないんだけど、“なんか今日いまいち足りない気がする”というときに、ふと思い出して、“そうだ、これしよう!”ってジュエリーを手に取ったとき、ちょっとニコっとするじゃないですか。そんな瞬間を、小さな笑顔をいっぱい作っていきたい。リタムスカはそこでありたいですね。

――ありがとうございました。

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