2シーズン目を迎える「パルマンティエ」の新作|PARMENTIER
FASHION / MEN
2015年6月19日

2シーズン目を迎える「パルマンティエ」の新作|PARMENTIER

PARMENTIER|パルマンティエ

春夏の新作は、パリの男たちへのオマージュ

ファッションディレクターの大住憲生とファッションモデルとして活躍するリヒトとの共同プロデュースによる、プレミアムブランド「PARMENTIER(パルマンティエ)」。昨年の秋冬に続く、今シーズンの新作は、モダニズム建築の巨匠、ル・コルビジェの休暇小屋がある地、カブ・マルタンの男たちをイメージしたコレクションとなっている。

Photographs by IGARASHI Takahiro(520)Styling by OKU Toshihiro(A.K.A)Grooming by Hiroki(W)Model by Rihito(NOVEMBER AGENCY)Text by OPENERS

普遍的なうつくしさをもつ、春夏のワードローブ

エディフィスのウェブマガジン「エリメンツ(http://edifice.baycrews.co.jp/element/)」のディレクターをつとめる大住憲生とリヒトとの共同プロデュースによる「パルマンティエ」。そのワードローブの芯に貫かれているのは、クラシック・モダンなスタイル。そこに現代的な洒脱さや知性、成熟、抑制といった大人の男に求められる要素がデザインとしてちりばめられている。

今季も銀色に輝くジャガイモの花のブトニエールがトレードマークなのは変わらず、都会的かつ軽やかなアイテムが揃った。それらのインスピレーションの源とシーズンテーマを大住憲生はこのように語る。

カブ・マルタンに暮らす男たちの普段着

「友人の建築家は、モナコの貴族からプライベート・ギャラリーの設計を依頼されたといいます。その地は、ロクプリュヌ・力プ・マルタン商店やレストランは一軒も存在しない、モナコからクルマを飛ばして15 分くらいの高級住宅地。邸宅や別荘は標高200 メートル超の、つまり崖の上にあります。建築家であり画家、そして作家でもあった20世紀を代表する巨匠のひとり、ル・コルピュジエの休暇小屋(ル・キャパノン)がある有名な場所です。

巨匠がみずからのために設計した夏の住居は、わずか3.66メートル四方。モダニズム建築の推唱者らしくミニマルの極みです。貴族が所有する芸術作品を展示するだけのギャラリーは、乙の小屋に隣接し、平米数は小屋の10倍だったそうです。力プ・マルタンの地価は、巨匠が小屋を建てた1950 年代もそうですが、それ以前も、もちろん現在も高い。

PARMENTIER|パルマンティエ

リネンやコットンを使い、涼やかでエレガントなデザインに

巨匠はもっと広い家を建てたかったようですが、経済の問題はいかんともしがたかったという話もあるようです。また、最小限住宅の実験として建てたわけでもなかったみたいです。ま、これも友人からの受け売りなのですが。とはいえ、乙の小屋で巨匠は口ンシャン礼拝堂、インドの高等裁判所、そして東京・上野の国立西洋美術館といった名建築を設計しています。おそらくカプ・マルタンは風光明娼なだけではなく、よい気が流れているのでしょうね。

PARMENTIER|パルマンティエ

PARMENTIER|パルマンティエ

PARMENTIER|パルマンティエ

さて、2015 年春夏の"PARMENTIER" は、力プ・マルタンの住人たちをイメージしたコレクションです。かれらの普段着をかんがえました。リネンやコットンをメインに、一枚仕立てや無双仕立て、袋縫いで仕上げました。やわらかくかろやかなワードロープ。芸術的なライフを標梼する、酒脱な男たちへ」。

このような背景からうまれた新作は、ジオメトリックパターンが折り込まれたネイビーのジャケットや、サイドアジャスターのついたショーツやリネン混素材のスリムパンツなどが揃う。時代の変化にともなう機微を繊細にとらえ、それを普遍的なうつくしさをもつ服にモダンなエッセンスとして吹き込む。「パルマンティエ」の春夏の新作は、リラックスしながらも、端正な面持ちは崩さないフレンチ・ダンディズムに満ちたラインナップが揃っている。

PARMENTIER|パルマンティエ

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『ÉDIFICE web magazine Élément』

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