Mercedes-Benz C-Class|メルセデス・ベンツ Cクラス
CAR / NEWS
2015年3月20日

Mercedes-Benz C-Class|メルセデス・ベンツ Cクラス

Mercedes-Benz C-Class|メルセデス・ベンツ Cクラス

進化したCクラスの姿

メルセデス・ベンツは2011年1月9日から開催されるデトロイトオートショーに出品するCクラスの2012年モデルを公表した。

文=松尾 大

豊富なエンジンラインナップと、力強い顔だち

メルセデスにとってもっとも重要なモデルに位置づけられるCクラス。1982年に「190E」としてデビューした当時、世界で年8.5万台規模だった生産量が、現行モデルは2007年3月の登場以来、世界累計で100万台を突破するほどの大きなマーケットを築きあげている。

そのCクラスが内外装の変更を受け、2,000以上におよぶパーツが改良された、2012年モデルがデトロイトショーで公開される。ヨーロッパ市場では1月から、アメリカでは夏から販売される。

今回の最大の変更点はエンジンで、すべてのエンジンが「ブルーエフィシェンシー」仕様となったとともに、トランスミッションの改善やアイドリングストップ機能の搭載などとあわせて、最大で31パーセント燃費を改善しているという。ヨーロッパ市場にかんしては2.2リッターCDI搭載モデルもあらたなラインナップとしてくわわる予定だ。

Mercedes-Benz C-Class|メルセデス・ベンツ Cクラス|02

Mercedes-Benz C-Class|メルセデス・ベンツ Cクラス|03

C350 Sport Sedan

エンジンラインナップのなかでハイライトといえるのは、非常に効率的な「ブルーダイレクト」プロセスを備えたV6ガソリンエンジン搭載のC350スポーツセダン。燃費は、旧来のC350モデルと比較して5パーセント改善されているいっぽう、米国仕様で最高出力302ps(225kW)、最大トルク370Nmと、高いパフォーマンスもあわせもつ強力なエンジンになっている。

4気筒1.8リッター直噴ターボの場合は、最高出力204ps(150kW)、最大トルク310Nmで、セダンモデルの0-60マイル加速は7.1秒、燃費が24mpg(10.2ℓ/km)。

デザイン上の変更点はフロントヘッドランプのデザインがつり目タイプに変更され、力強さをアピールしている。これはあたらしいCLSなどにも近似したデザインである。バンパーも形状が一新され、ボンネットにはアルミニウムを使用することでボディの軽量化に貢献している。またテールランプにもLEDを採用。

インテリアは、ダッシュボードやメーター類、ステアリングホイールのデザインをリニューアルし、こちらはEクラスの要素を取り入れているという。

また安全面でもアテンションアシスト、アダプティブハイビームアシスト、パーキングアシスト、レーンキーピングアシスト、ブラインドスポットアシストというEクラス譲りのドライブサポートシステムがオプション設定されている。

           
Photo Gallery