INTERVIEW|DJ KAWASAKI×F1レーサー 山本左近 音楽対談

INTERVIEW|DJ KAWASAKI×F1レーサー 山本左近 音楽対談

LOUNGE

ニューアルバム『PARADISE』リリース記念!

DJ KAWASAKI×F1レーサー 山本左近 音楽対談(1)

ニューアルバム『PARADISE』をリリースしたばかりのDJ KAWASAKIと、レギュラードライバーとして今シーズンF1復帰を果たすレーサー 山本左近による対談が実現。まったくちがう世界で活躍する両者を結んだ“音楽”──リスナーとして、またDJとして語ってくれたふたりの対談には、そんな“音楽”に対する情熱が溢れていた。リリースを記念しておこなわれる全国ツアー、そしてイタリアGPをそれぞれ目前に控えたふたりに話を聞いた。

文=オウプナーズ写真=鈴木健太

あたらしいDJ KAWASAKIを聴かせる1枚

──おふたりの出会いは?

山本 じつは最初に出会ったのは沖野修也さんだったんです。それもロンドンでたまたま! それが3年前の夏で、その年の冬に沖野さんにKAWASAKIさんをThe Roomで紹介してもらいました。

KAWASAKI 単純に馬が合ったということもありますが、話しているうちに彼が音楽好きであることを知り、音楽を通じて仲良くなっていきました。職業柄、セレブリティが集うような場にも顔を出すようなひとであるにもかかわらず、すごくアンダーグラウンドな音楽に興味をもっているんですよ。たとえばBODY&SOULなダニー・クリヴィットだとか、僕や沖野さんがリスペクトしているひとと近いんです。華やかな世界にいながらそれに流されず、自分の芯をしっかりもっているところは本当、尊敬します。

DJ KAWASAKI×F1レーサー 山本左近 音楽対談 1-2

山本 フランソワ・ケボキアンがあるインタビューで、「そのひとの聴く音楽は、そのひとのアイデンティティにかかわかる」と応えていたんですが、それには僕も同感で、音楽をどう聴くかという姿勢は、ほかの物事に対してもおなじことが言えると思うんです。沖野さんやKAWASAKIさんにはもともと“ジャズ”というベースがありますよね。これは僕の解釈ですが、ジャズってなんでもありな音楽で、形式はあるけどそこをあえて崩していくという部分がある。そんな自由なスタイルがふたりの人間性にも出ていると思うんですよね。だから話していてすごく楽しいし、惹かれる部分があるんだと思います。

──『PARADISE』はもう聴かれましたか?

山本 これまでのDJ KAWASAKIとあたらしいDJ KAWASAKIが半分ずつあるような1枚でした。これまでのDJ KAWASAKIは期待通りファンの心を掴んでいるのですが、あたらしいほうの曲もスタイルはちがえどみんな絶対に気に入ると思いますし、これまでのDJ KAWASAKIには反応できなかったひとたちも、このあたらしい部分には魅かれるんじゃないかな。そんなおもしろいアルバムになっています! なかでも僕がうれしかったのは、「Galactic Love」のような曲を作るアーティストって最近本当に少ないんですよ。もっとテクノでミニマルでエレクトロで、という曲はいっぱいあるんです。

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でもこの曲は、USハウスからの流れも組んでいるし、デトロイトテクノのインフルエンスもはいっている、でも1980年代の影響も受けていて、こういった音楽を作るにはまずヒストリーを知っていなきゃできないんです。これまで聴いてきた曲の歴史を、“DJ KAWASAKI”というものをとおして昇華させてできたのがあの曲なんだと思うんです。キャッチーなんだけど、芯がある、ポップさとアンダーグラウンドさが両立している曲だなと感じました。

KAWASAKI まさにそのとおりですよ(笑)! というのも、コンセプトはニューヨークの歌ものディープハウスのもつあのメロディアスでソウルフルな部分と、僕の好きなデトロイトテクノのエッジィな部分との融合だったんです。だからちょっとびっくりしました(笑)。

山本 あと、「Say You’ll Stay feat.Andrea Love」は歌詞がいいですね!乙女心が伝わるというか、「Say You’ll Stay=そこにいると言って」という愛らしい歌詞にぐっときましたね。

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